【mamaxハタラク】「本当のところどうなの?」伝えあうことから始まる企業との縁
mamaだからダメなの?
「働きたい」と思った時に頭の中で思い描く「働くmama」の姿は、仕事も家事も育児も颯爽とこなす人。翻って自分はとみてみると、「両立に自信が持てない」「スキルが不足している」「働ける時間に制約がある」…こんな私では企業は受け入れてくれないのではないかしら。
2017年3月5日に一般社団法人ワカツクが開催したmamaを対象にした対話型の企業説明会「mamaxハタラク ―マッチング座談会―」に参加した人の中にはそんな不安を感じていた人もいました。
いい企業、いい職場で働きたい。いい人材を採用したい。ここでいう「いい」とは一体何を指しているのでしょう。企業とmamaとがひざを突き合わせた座談会は、それぞれが考える「いい」を掘り下げて話すきっかけになりました。本当のところ、お互いにどう考えたの?座談会後、感想を聞きました。
mamaと企業の本音
mama
・自分のスキルのたな卸しをして、これから働くために何が足りないのか、何が得意なのか見極めたいです
・自分の不足が気になって就職に二の足を踏んでいたが、魅力的な企業様のお話しでやってみたいと思う職種がありました
・企業の魅力など知れた。自分の働く意欲を再発見できた
・ママの就活を前向きに考えている企業からのママの働き方について話を聞ける場所が欲しい
・ママがイキイキ働けるために、やること、することなどの勉強会があったらいい
・こういったセミナーに参加して意欲のあるママのお話しを聞けるだけでもモチベーションをあげることができるので機会があればまた参加したい
・働いているママがどんな勉強をして仕事についているのか
・企業の代表の方に面接の時には聞けない突っ込んだ内容で質問が出来たり、プライベートなことを聞けて良かった
・べんきょうになった。すごい勉強になった。次はどうしようと思いました
・思ったより働くママに理解がある会社が多いんだなあと思いました
・mamaに優しい会社がこんなにあるのだなとおどろきました。キャリアアップにつなげるには中小企業の方がバランスをとりやすいのでは、と考えが変わりました。
企業
・多様な働き方を求めている方がいることに気づき、とても勉強になります
・ママたちと交流でき、生の声を聞けて勉強になりました
・企業の立場として、ママ向けフリーペーパーを発行している会社として、リアルなママの声を聞けて非常によかったです
【mamaxハタラク】を考える
2016年夏から活動を開始した「いぐmamaプロジェクト」は人生の岐路の一つである子育て中の女性を中心に発足し、「働く」を考えてきました。
毎年、選考解禁日が決まっていて就活がある程度一斉にスタートする学生とは違い、mamaの再就職への道のりは孤独だといいます。気づいたら周囲は働いていて自分だけ取り残されたような気持ちになる人。反対に働こうと考えているのは自分だけで周囲から浮いてしまったように感じる人。そもそも情報交換する機会もあまりなく「一人で頑張らなきゃ」と思ってしまう人。「人生の岐路」といっても、そのタイミングも、別れ道の選択肢も、mamaの数だけあるのです。
プロジェクトに参加している女性(いぐmama)たちは再就職や転職を視野に入れて就職イベントに参加し、企業の担当者に会い自分たちの希望や疑問を伝えてみたり、学生の取材を受けたりしました。これまでの記事には、いぐmamaの発見や直面した壁、一歩ずつ進もうとする気持ちなど、リアルな声が詰まっています。
いぐする仙台では、これからも【mamaxハタラク】に取り組んでいきます。
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いままでの記事はこちら
不安を超えた先にある自分の「働き方」のヒント/いぐmamaプロジェクト発足!
育児中も「自分らしく暮らす」。そのためには?二人の講師が教えるmamaのはじめの一歩
【学生記者が聞く】ただいま育休中。会社の制度を活用して子育てと主婦を両立
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参考:3/5マッチング座談会参加者及び参加アンケート、眞野美加(ワカツク)
文章・写真・イラスト:安部静香(いぐする仙台)
この記事を書いた人
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「そんなに寒くないよ」と言われる仙台の冬が苦手な冬生まれ。
おいしいもの大好き。美味しいお店から発せられるオーラ(?)を感知するのが得意。
活字中毒気味。働いてなければ間違いなく冬ごもりします。
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