記者インターン

【記者インターンシップ】学生たちが体当たりで取材した中小企業「ほまれフーズ」

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145 views 2014.03.03
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一般社団法人ワカツクと河北新報社が主催するインターンシッププログラム「記者と駆けるインターン」。3月5日から春の回が始まるのを前に、昨年8月と10月に参加した学生たちが仙台の中小企業や団体を取材した記事を紹介します。ときに励まし合い、ときにぶつかりながら、チームで協力して取り組んだ“軌跡”をお楽しみに♪

おいしいって、しあわせ!!

素敵な空間で、大好きな人とおいしい食事をする。「3つの条件が揃ってはじめて、“おいしいって、しあわせ!!”と感じられるんです。私たちは、その中でも、おいしい食べ物を提供するお手伝いをしています」。株式会社ほまれフーズの取締役専務である丹野真衣さん(38)は、笑顔で語る。

▲食用花・エディブルフラワーの説明をする丹野さん=仙台市若林区卸町
のほまれフーズ

仙台市若林区卸町にあるほまれフーズは、前身である丹野食品から50年以上続く老舗卸売り会社。取り扱う商品は野菜や果物だけではなく、箸や皿、洗剤など「食」に関わるもの全般だ。市場から仕入れた商品を、取引先である仙台市内の400店以上のホテルやレストランに届ける。

新しくレストランを立ち上げる経営者の相談にものる。価格設定やメニュー作り、使用する食材の提案まで多岐に渡る。地元企業ならではの、きめ細やかな対応が売りだ。

調理する前から塩の味がする不思議な野菜「アイスプラント」や、直径1センチほどの「マイクロトマト」。珍しい商品も、仙台でいち早く取り入れた。「31人の社員一人一人が、商品への深い知識をもち、注文を受けるだけでなく、新しい商品の提案にも力を入れています」と丹野さんは語る。

「この仕事は、直接、商品を食べているお客さんの顔を見ることが少ないので、何の役にたっているのか実感することは難しいです。それでも、私たちがいなければ、食べ物は流通しません」。丹野さんの楽しみは、取引先のレストランに、自分たちが提案した商品をこっそり食べに行くことだ。「おいしそうに食べるお客さんの笑顔をみると、嬉しい」

東日本大震災後、放射能問題による風評被害で、一部の取引先では宮城県産の野菜や果物を敬遠する動きがあった。しかし、「ここ1年間で、宮城県産を使う取引先がとても増えているんです」。丹野さんは嬉しそうに語る。

ほまれフーズではホームページで、「宮城の食材」という特集を組んでいる。生産者の顔や食材への想い、こだわりを掲載し、宮城県産の魅力の発信に力をいれている。食を通して、被災地を元気にしたいという想いは広がっていく。

「おいしいって、しあわせ!!」。そう書かれた14台のトラックが、今日も仙台のどこかで食材を運び続ける。

河北新報社インターンシップH班
藤根 慎太郎(東北学院大 3年)
千葉 佳奈(法政大 3年)
配川 瞳(慶應義塾大 3年)
※名前をクリックするとその人の個人原稿が見られます。
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一般社団法人ワカツクと河北新報社が主催するインターンシッププログラム「記者と駆けるインターン」。学生たちがチームを組んで、仙台の中小企業や団体を取材した記事を紹介します。ときに励まし合い、ときにぶつかりながら、チームで協力して取り組んだ“軌跡”をお楽しみに♪