【ワタシゴトレポート】グリーンランド
お客様と共に成長する「グリーンランド」
外食しようと考えたとき、和食、中華、イタリアン、フレンチなど選択肢がたくさんあって迷ってしまいますよね。東北地域で飲食店を展開している、グリーンランドではどんな人が働いているのか、取材に行ってきました!
多様な飲食展開を目指す
宮城県名取市にある株式会社グリーンランドは、ゴルフ場の運営会社として1997年に設立しました。社長の大友隆雄(おおともたかお)さんの下、現在は飲食店のフランチャイズ事業を展開しています。宮城県・福島県・山形県にカプリチョーザを6店舗展開。そのほかにグリーンランド独自の店、海鮮・細めうどん「すみれ」も運営しています。
「カプリチョーザ」はイタリア料理のチェーンとしては先駆けだといいます。東京でカプリチョーザのチェーン展開が始まったことを契機に、グリーンランドは約20年前、東北にフランチャイズ出店することになりました。仙台で初めてカプリチョーザを開店したのです。
2014年には「海鮮・細うどんすみれ」をグリーンランド独自でオープンしました。看板の花びら模様や手書き風の文字、すみれの紋様といった外観が、落ち着いた和の雰囲気を感じさせます。時代の変化に合わせ、シニアのお客様に焦点を当てました。メニューは東北地方の細麺と濃い口文化を活かしたうどんが中心です。お店の売りは「ほっき飯」。値段を押さえて気軽に食べることができるようにしました。第一号店は長町にあります。今後もすみれ独自のメニューを開発しつつ、チェーン展開をする方針です。
接客はコミュニケーション
統括本部長の八島克徳(やしまかつのり)さん(41)は、グリーンランド設立当初から17年働いています。いつも心がけていることは「お客様に喜んでもらうこと」だといいます。料理はもちろんのこと、食事の「場」も楽しんでもらいたいと、カプリチョーザの店内の雰囲気や接客にも気を配っています。また、メニューにあるドリンクバーやサラダバーの種類は、マンネリにならないようにお客様と現場の意見を取り入れて、八島さんが考えているそう。
「接客はコミュニケーション」と語る八島さん。お客様一人ひとりに合わせて、近すぎず遠すぎない飾らない接客をしてほしいからと、現場の社員には必要最低限のマニュアルしか教えません。「気持ちや思いは行動に現れます。仕事ができることも大事ですが、まずは思いを大切にしてほしい」といいます。「今後は、さらなる接客面のスキルアップを目指して研修会やセミナーを定期的に開いていきたいです」と語ってくれました。
横のつながりを強く
統括マネージャーの大友豪(おおともたけし)さん(31)は、他の飲食店で4年間働いた後、グリーンランドに移りました。今年で5年になります。現在の社長、大友隆雄さんは父親です。「会社を見ることは、社会を見ること。他社の人々との関わりを通じて、社内では気づけない新たな視点を持てるようになりました」。グリーンランドに入社してから、マニュアル通りに動くのではなく、自分で考えて行動する力が身についたといいます。
大友さんは統括マネージャーとして企画や運営を行っています。今後は若手社員の向上心を引き出し、やる気を支える体制を整えていきたいと語ります。また大友さんは社員の役職に関わらず意見を受け止め、相談される存在になりたいといいます。「将来はカプリチョーザやすみれだけでなく様々な業態の飲食店を展開していき、地元、名取に恩返しがしたい」と教えてくれました。
取材後記
全員の満足を目指す熱い会社
取材前は「会社というものはお客様を大切にする」というイメージが強くありました。グリーンランドも、お客様の目線に立った満足を追及し、来店者の意見を取り入れたメニューを提供しています。お客様を心から大切にしていることが分かりました。しかし、グリーンランドはお客様だけでなく、社員に対するサポートにも力を入れていこうという目標を掲げていました。社員が一丸となって成長を目指す熱い会社なのだと感じました。
決して今の状況に満足することなく、常に新たなものを取り入れようとサービスに気を配り、ドリンクバーにも工夫をこらすグリーンランド。私ももっといろんなことに挑戦し、自分の成長につなげられるように行動していきたいと思います。
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