チャレンジ

【ワタシゴトレポート】創童舎

ワタレポインターン
779 views 2016.02.26
「ワタシゴトレポート」は、地域の中小企業で活躍する方々への取材を通じ、地域の仕事や組織の魅力を発掘・発信するワカツクのインターンシッププログラムです。参加学生は将来のキャリアを考えるきっかけを見つけるため、取材・執筆活動を行いました。

知域を創る広告会社を目指す「創童舎」

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宮城県仙台市青葉区にオフィスを構える「株式会社 創童舎」は、広告業やイベント企画、ショールーム運営や観光分野の業務などを行っている会社です。

価値を切り拓く新しい「知=考え方」の創造。
「知りあう」ことから始める新しい「コミュニケーション」のあり方。
知をつなぐ「地域交流」のための仕組みづくり。

これらの全てを、新しい「知域づくり」と考え、取り組む創童舎。

学びを通じて市民とともに地域の発展を目指す「センダイ自由大学」や、東北の書籍をまとめて全国に発信し、東北の魅力を幅広く伝える「東北文庫」の運営もしています。

コピーライターの野原昌之さんとデザイナーの福田大地さんとにお話をお伺いしました。

本質を聞き出さないとコピーは作成できない

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コピーライターとして働く上で一番大変なことは「インタビュー」と話すのは、制作本部チーフコピーライターの野原昌之さん。

「本質を聞き出さないとコピーは作成できない。相手へのインタビューを繰り返すことで自分の知らない世界の話を聞くことができるし、何より自分の携わった広告物が褒められると素直に嬉しい」と自身の経験談を話す。

もともと本が好きで本の編集や出版業務に興味があり「創童舎」に入社した野原さんは、現在センダイ自由大学の学長も務めている。

会社の展望について「広告業界全体で盛り上げていくことが大事。そして広告の可能性を追求していくこと」と野原さん。「『ものづくり』はできないけど、『ものがたり』。『まちづくり』はできないけど、『まちがたり』というように、語ることで地域の発展に寄与できれば」と、熱い想いを話してくださいました。

今はどんな仕事でも楽しい

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「依頼主からもらった原稿をもとに、広告のデザインを考える仕事が多い」と話すのは、入社1年目でデザイナーの福田大地さん。

「仕事で大変なことは、今のところは感じたことがない。そもそも自分はまだ、壁にぶち当たるような時期ではない。今はどんな仕事でも楽しい」と話す福田さん。

「自分のこだわりに執心していては、依頼主の真に望むものは作れない。依頼主と企画段階から関われる仕事がしたい。どんどん新しいことに挑戦したい。考えが面白いといわれるデザイナーになりたい」と今後の展望について話してくださいました。

取材後記

取材活動を通じて、創童舎のような魅力的な中小企業が仙台あることを知れて、貴重な経験ができました。

文章:髙橋諒平(東北学院大学3年)
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