【先輩記者が伝授】マーケティングの観点から企業の魅力発掘!
学生記者の鎌田くんが講師だよ
みんな、こんばんは!
より良い記事を執筆するため、学生記者を対象に毎月1回開催している文章力向上講座。今月は前回に引き続き、学生記者が講師を務めてくれたんだ。その人物とは東北学院大3年の鎌田尭(たかし)くん!普段からみんなをまとめてくれている〝愛されリーダー〟が取材をする上で大切にしている「企業の魅力の見つけ方」を教えてくれたよ。
文章力向上講座は2月10日夜、仙台市青葉区北目町のファイブブリッジで開催。鎌田くん含め5人の学生記者が参加したよ。
事前準備がとっても大切!
いぐする仙台で連載している企画「仙台イケてる会社訪問」(通称:イケ社)では、地元の中小企業を紹介しているのはみんな知ってるよね。取材にあたり学生記者のみんながまず悩むのは、「どのようなポイントを取材すべきか」と予測を立てる時。
どの企業にも長所がたくさんあるから全部紹介できればいいんだけど、限られた取材時間の中で情報を集めるためには事前にある程度の記事構成を考えておかなきゃいけないんだ。取材前に編集室のスタッフと打ち合わせを重ねたり、細かい質問項目を考えたりと、学生記者のみんなはたくさん準備してくれているんだよ!
▲流行りのギャグを交えつつプレゼン!「企業の魅力ってなんですのん??」
「2つの視点」を生かすと見えてくるモノ
これまで5本のイケ社記事を執筆してきた鎌田くん。大学で学んでいるマーケティングの考え方を取材にも生かしていて、企業を見る時に「2つの視点」を持っているんだって。
「用語は難しいから覚えなくていいよ。あくまで参考程度にしといて。本当に用語は覚えなくて(以下略)」と弱気な前置きを連発しているけど、秘訣を早く教えてー!
①ポジショニング理論
1つ目は企業の立ち位置を考える「ポジショニング理論」
大きく分けると「価格の安さ」を追求している会社と「品質の良さ」にこだわっている会社があるんだ。「どちらの立ち位置にいるかを見極めて秘密を探ることが必要」と気付いたそう。
②リソース・ベースト・ビュー
2つ目は企業が持っている経営資源を活用する「リソース・ベースト・ビュー」
他社が持っていない独自の商品、技術、開発力に注目することでその企業の特徴を分かりやすく紹介することができるんだって。
例えば以前に取材した「弘進ゴム」は品質にこだわっているゴム製品メーカー。特許を取得した「滑りにくい靴」など他社にはまねできない加工技術を持っているんだ。鎌田くんは「その技術力の秘密を探ることで魅力を伝えた」というよ。これって「リソース・ベースト・ビュー」の考え方だよね!
▲「弘進ゴム」取材時の様子
記者活動をしてこその気付き
何だかマーケティング用語って難しそう?って思ってたけど、説明を聞いたらよく分かったよ!ヒアリング力に定評がある鎌田くん。こんな風に考えていたから企業の良いところをたくさん聞きだすことができていたんだね。
ねぇねぇ、こういう考え方っていつ思い付いたの?
「マーケティングの授業を聞いている時に、これは取材に使えると思い付きました」だって。現場で記者活動をしていたからこそ、学校で学んだ知識を実生活に生かすことができたんだね! 参加したみんなもたくさんメモを取っていて、学びが多い講座になったようだよ。
続いて自作の資料でクイズ形式のワークショップを実施。鎌田くんは字がとっても上手いと評判なんだよ!絵もいい味出してるね。
みんななら、A社とB社のケーキ、どちらが食べたい?いぐみんは・・・どっちも食べ比べたい!!
学生記者を募集中だよ
いぐする仙台では毎週月曜と金曜に学生記者の記事を掲載しているので、チェックしてね!
学生記者も募集中。仲間と一緒に中小企業の魅力を発信しよう。
http://igusuru.com/7927.html
この記事を書いた人
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「いぐする仙台」のマスコットキャラ“いぐみん”
学生記者のみんなの活動を見守ったり、たまにふらっと取材したりするのが仕事。
趣味は寝ることと、学生記者のみんなの記事を読むこと。
永遠の大学生だけど、それなりに荒波も乗り越えてきてるらしいことが、言動の端々からうかがえる。
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