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【記者インターンシップ】学生たちが体当たりで取材した仙台の中小企業「ここみケア」

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404 views 2014.02.25
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一般社団法人ワカツクと河北新報社が主催するインターンシッププログラム「記者と駆けるインターン」。3月5日から春の回が始まるのを前に、昨年8月と10月に参加した学生たちが仙台の中小企業や団体を取材した記事を紹介します。ときに励まし合い、ときにぶつかりながら、チームで協力して取り組んだ“軌跡”をお楽しみに♪

介護に広がる笑顔の輪

毎月、各施設から従業員の笑顔の写真が集まる企業がある。
仙台市青葉区中央に本部を置く「ここみケア」。1999年に設立し、宮城県内にグループホームやデイサービスセンターなど21事業所を展開している。従業員は総勢約300人。利用登録者は約3000人に上る。

「日本中に笑顔をつくる法人になる」。社長の兼子広喜さん(39)は意気込む。

▲介護事業について笑顔で語る兼子広喜さん=仙台市青葉区中央のここみケア本社

同社はその一環として、1年前から「笑顔グランプリ」を開催している。MVPの選出基準は「笑顔がすてき」「社会人としてのマナーがなっている」「お客様に笑顔で喜んでもらっている」の3点。対象は施設の従業員で、施設利用者の声も反映し、投票によって施設ごとに月間MVPが選ばれる。年末に年間MVPも決め、選ばれた人はそれぞれ金一封が贈られる。

従業員が笑顔になることは、施設の雰囲気を和ませ、利用者の心を穏やかにする。利用者の心の安定は、家族の安心にもつながる。従業員から利用者、その家族へ。笑顔の輪が広がっている。

もちろん、事業内容の充実も図る。
同社の経営理念は「生活を護(まも)る」。対象は、利用者、家族、従業員と、介護に関わる人すべて。これまでの利用者の生活スタイルをできるだけ維持できるよう、施設介護や在宅介護を通して、サポートする。

「社会との関わりが薄れて孤立しがちな高齢者に、デイサービスなどで交流の場をつくることも大切な役目です」

介護の質を上げるため、同社は「食」にも力を入れる。利用者への食事提供を外注していたのを2007年、自社提供できるように切り替えた。安心で安全な食事を提供し、食での自立を促すことにも努めている。

家族に対するサポートにも心を配る。
「『介護の相談はどこでするの』と聞かれても、ピンとこないでしょ」と兼子さん。介護について悩む家族のため、気軽に相談できる窓口を青葉区二日町と若林区保春院前丁の2カ所に設けている。

「大変そう、つらそうというイメージが先行している介護業界」。実際に業界全体では、働き手が少ないそうだ。

「介護は、人を笑顔にできる素晴らしい仕事だ。大変だと思わずに、介護の仕事に興味を持ってほしい」と訴えた。

河北新報社インターンシップF班
湯本勝大(明治大2年)
石川椋(東北学院大3年)
鴫原真絵(成城大3年)
齋藤万里恵(宮城大3年)
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