看板だけでひらがな50音を集めよ！仙台街中企画「仙台いろは」～前篇～
10月某日。
「また携帯落とした……」
この日はいぐする仙台の原稿締切。
記事をweb班に納めなければいけません。
しかし携帯電話を紛失したライター根本は、記事を書く余裕もなく絶望の淵に立たされていました。
そんな折でもweb班からはライターにきついノルマが課せられています。
大内(ハル)「根本コラ！早く原稿書け！！」
※いぐするでwebサイトを開発＆管理している技術者。記事管理もこなす激務のため締切が近くなると荒れる。
根本(もっさん)「すみません、大丈夫です、明日までには必ず出します(この言い訳も5回目)」
※いぐするスタッフ兼、メディアージスタッフ。iPadがないと息ができないという都市伝説を持つプチネット依存。
web担当の大内からプレッシャー（物理）を受け、さらに焦るライター根本。
高八卦(ハッケちゃん)根本くーん、宮城交通の泉営業所に携帯が届いたってよ～。
「あ、ほんとですか！はい、はい、わかりました、今から行きます」
おどりゃクソ本！今から行ったら記事はどうするんじゃ！！
喜びのあまり勢いで「今から行きます」と言ったものの、ライター根本は今日中に記事を書かなくてはいけません。
そうだ……ここから泉区までの看板集めて記事書こう。携帯も取りに行けるし企業も紹介できるし一石二鳥やで！
い、今から取材しに行くところがミヤコーのすぐ近くなんだよっつ！！
ギギギ…！
ということで非常になげやりかつご都合主義的に始まりました当企画『仙台いろは』。
まずはそのルールを説明しよう！
『仙台いろは』のルールはシンプル
- 50音の看板を集める
- 仙台に本社がある
- ひらがな
- 店名・社名のみ
例)「手作りクッキー・もふもふ」という看板があった場合、「手作り」の「り」はカウントされず、「も」と「ふ」のみがカウントされます。
※ライターの個人的事情で宮城交通・泉営業所に向かう用事があったため、今回の看板探索は青葉区－泉区間で進めていきます。
さあ、看板探しの旅に出発！
「ひらがな限定とすると、なかなかないもんだな…」
ライター根本は看板を探していかなくてはいけない都合上、14キロ先の道中を愛車ジュリエッタ号（ママチャリ）で進んでいます
「お？このお店、今はおやすみだけどひらがな看板だ、それも四文字もある、こいつァすげェ」
手づくり弁当の店 からたち※からたち(iタウンページ）HP
「さっそく『か』と『た』と『ち』と『ら』が埋まった…これけっこう簡単に集まっちゃうんじゃないか？」
「お、あの電柱ひらがな書いてあったな、こっち曲がろう」
「おぉ、ひらがなだ！」
いき歯科クリニック※いき歯科クリニック（iタウンページ）HP
「こっちにも！」
公衆浴場 かしわ湯※公衆浴場かしわ湯（Twitter）
「さっそく『か』がかぶったけどまぁまぁ順調だな、でもこの調子で止まって写真撮ってたら泉まで2時間はかかるな、平気でかかる」
時刻は15時。
看板を撮影するというミッション上、なるべく日が暮れるまでに多くの店をまわりたいところです。
京都武道具 いさご※いさご京都武道具（iタウンページ）HP
「濁点（゛）はどうしようかなぁ…わりと点々ついてる言葉多いし、『ご』は『こ』としてカウントしていくか」
ルールはライターの独断と偏見で少しずつ追加されていく模様です。
「お…？」
とんかつ まつを※とんかつまつを（食べログ）HP
おそらく最難関文字のひとつだった「を」を開始10分で発見！
幸先がいいです。
「ん…？」
魚処 えんどう※肴処えんどう（ぐるなび）HP
となりには同じく最難関文字のひとつであろう「ん」も！
「グッドリズム!! グーッドウィドゥム!!」
ライター根本は上機嫌で定禅寺通りへと北上します。
ここまでの成果 18/48
たまみや※たまみや（ぐるなび）HP
定禅寺のハイボール酒場 うみぼうず※うみぼうず（ぐるなび）HP
順調にひらがなを追加し、開始20分で集まったひらがなは21文字。
武州養蜂園（ぶしゅうようほうえん）※武州養蜂園HP
「読み仮名かぁ…読み仮名すごい助かるなぁ…『看板にひらがながある』って事実はあるからオッケーでいいんじゃねえかなぁ」
解釈によってルールは無限大に広がっていく様相を呈してきました。
この解釈によって「や行」を制覇!!
「定禅寺通りだけでかなり稼げそうだけど、前に進まんとな」
ライター根本と愛車「ジュリエッタ号」は春日町を通過し北山へと向かいます。
くじらもなか※松園もなか本舗（食べログ）HP
「早くも暗くなってきよった…」
（時刻とiPadの画質により、ここから看板の画像がたまにホラーテイストになります）
せいろ庵※せいろ庵（食べログ）HP
お料理 もうり※お料理もうりHP
からあげ とり多津※とり多津HP
「腹減ってきたな…」
「看板撮ってばっかりいてもなんだから何か買おう」
ここでとり多津さんでとり多津男爵コロッケを購入！
ホクホクのじゃがいもがまろやかでおいしかったです。
ひらつか美容室※ひらつか美容院HP
「ら行なかなか埋まらんな…」
この企画をはじめるために50音表を書いた時に「ら行」がないことに気付かなかった記憶を意図的に消去しながらライターは進みます。
ここまでの成果 33/48
「だんだんかぶりが増えてきたな…30音は越えたかな」
「というかあれだな、気付いたらこのへん建物がそもそも少ないな」
看板につられて走り回っていたところ、
ライターは「桂緑地」のそばあたりをうろうろしていました。
地図を見ながら看板のありそうな大通りへ軌道修正をはじめます。
ゆうきの里※ゆうきの里HP
「へぇ、産直市場かー。明るいときにまた来てみるかな」
はまなすヘルパーステーション※はまなすヘルパーステーションHP
やまざき写真スタジオ※やまざき写真スタジオHP
「そろそろライトアップされてる看板じゃないと撮影難しくなってきたな…」
と言っているとライトアップされた看板が！
しょうげん内科クリニック※しょうげん内科クリニックHP
ここまでの成果 35/46
この写真をみて泉区在住の方はおわかりかもしれませんが、ライターは泉区の大住宅地内に迷い込んでいます。
そして3時間の放浪の末、ライターは宮城交通泉営業所に到着！
宮城交通の親切な係員の方から落し物の携帯電話を返していただきました。
「いやぁ3日も放置してたから、きっとたくさん電話もメールも来てるよなぁ返さな」
着信ナシ
「あれ…目から汗が…おかしいな…」
身体的・精神的試練を乗り越え、ライターは帰路につきます。
めん商人※めん商人HP
「よし『め』が入った、あとは『む』だけだな」
花さいだん※花さいだんHP
萩の月※萩の月HP
「駄目だあの看板、『の』しか書いてない」
仙台屈指の銘菓の看板もライターの目には『のしかない看板』に見えています。
萩の月を煎じて飲ませてやりたいですね。
「しかしやっぱり人多いところは全国企業の看板ばっかりだな」
帰り道、大通りを通っていて気付いたのですが、大通りですと大企業の看板がほとんどで、
仙台本社の看板はなかなか見つかりませんでした。
「かなり看板の写真撮ったし、いったん集計に戻るか」
19:00 いぐする編集室。
集計結果
集められたひらがな…36音
残っているひらがな…10音『あ』『お』『そ』『に』『ぬ』『ね』『へ』『む』『る』『れ』
「あれぇぇ『あ』と『お』撮ってなかったか…」
思いのほか残っているひらがなを見てライター根本は愕然とします。
「『な行』と『ら行』残りすぎだなー」
「残ったの一気に集められる看板ないかな…『あおぞらねんど』とか『むれるへそ』とか」
『あおぞらねんど』はまだしも『むれるへそ』は何の店だか全くわかりません。
「それでも『ぬ』が残るな…なんて厄介なひらがななんだ『ぬ』」
「外真っ暗だしな…残りはまた朝にゲットしよう」
ということで「仙台いろは」第一回捜索は36音で終了……。
次回は「仙台いろは完結編～屋根があるのはいいことだ～」編です！
お楽しみに！
1日目の成果 36/46
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