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何でもできるIT企業⁉ 社員のさまざまな強みを生かして楽しく仕事をする「コー・ワークス」

長崎 陽平 長崎 陽平
309 views 2019.01.10
長崎 陽平 長崎 陽平 東北大学
私はIT企業でアルバイトをしているので、IT企業での働き方に興味を持っています。IT企業といえば、スーツを着なくても大丈夫で勤務時間も自由なイメージがあり、働き方が多様化している今、興味のある人が増えてきていると感じます。しかし、実際のIT企業では社員がどのように働いているのか、他の業種に比べてわからない部分が多いのではないでしょうか?
今回は、ITを用いてさまざまな分野に挑戦している「株式会社コー・ワークス」を取材してきました。

コー・ワークスってこんな会社

仙台駅から徒歩10数分、仙台トラストタワーの目の前のビルに、コー・ワークスはあります。

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2009年に代表取締役CEOの淡路義和さんが創業し、社員数は35人です。
「楽しく仕事をできる会社」を目指していて、基本は9時~18時の勤務時間ですが、自由な働きを認めているため在宅で働く人もいます。

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▲淡路さん

事業内容は、大きく「モノづくり」と「コトづくり」の2つに分かれています。
モノづくりでは、企業からの依頼で、ダムの水量によって放水する扉の開閉を制御するシステムなどを提供しています。介護の現場などで活用できる、iPadにペンで手書きした文章をリアルタイムで電子化するアプリなど、自社で開発した商品もあります。
コトづくりでは、ITを地方創生に生かすプロジェクトを行っています。

仙台の企業魅力

“いびつ”な能力を持つ人材が集まり、クリエイティブな仕事を実現

淡路さんをはじめコー・ワークスで働く人たちは、すべてを80%でやりきる器用な人の集まりではなく、一芸に130%秀でた“いびつ”な人の集まりです。システム開発を専門にする人、営業が得意な人など、それぞれの秀でた能力というのはIT分野に限りません。多種多様な人材がいるからこそ、幅広い分野で事業を行うことができます。

実際に、社員の強みを生かした製品が、自社で開発され製造されています。代表的なものは「Tibbo-Pi(ティーボパイ)」という電子機器商品。ブロックを取りつけるだけで基板を作ることができるので、従来なら1か月かかる仕事が1週間でできてしまいます。

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▲このブロックを取り付けるだけで…

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▲基板ができる!

コー・ワークスの強みは「0から1を生み出すことができることだ」と淡路さんは強く言います。クリエイティブな仕事を実現するためには、マーケットのニーズと社員ができることを踏まえて、新しい仕事を探求し続ける必要があります。そのため、淡路さんは自分の思いに共感した人を採用していると言います。
また、不得意な分野があっても、他の人に任せて補い合えるような社内体制を目指しています。コンセプトは仕事を楽しくすることで、不得意なことを不得意な人がやらないようにしているので、高い生産性を実現できます。

自由な働き方と成果主義

「ITの仕事はどれだけ集中できるかが大事なので、決まった就業時間で働くのはナンセンス」と語る淡路さん。社員の中には、育児や介護、1か月の半分を旅行に費やしながら働く人などがいます。そのため、コー・ワークスでは在宅ワークを認めています。淡路さん自身も、書類作成などに没頭したいときは出社せずにテレワークで働くこともあります。

働き方が自由な分、給料には成果が反映される仕組みになっています。社員一人ひとりの売り上げは社内でオープンになるので、成果を意識する必要があります。その背景には「結果を出せるなら、働き方は社員それぞれに任せる」という淡路さんの強い思いがあります。

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最近は忙しく行われていませんが、「湯治ワーク」という新しい働き方もあります。湯治ワークは、その名の通り温泉地に泊まって仕事をすることです。人の集中力は2、3時間しか続かないので、温泉に入りながら仕事をするのはかえって捗るそう。この取り組みは、総務省から助成金をもらったこともあります。平日の温泉街の稼働率は低く、お客の年齢層も高めですが、湯治ワークが広まることで、平日の温泉街に活気が戻り、地方創生にも効果が期待できるといいます。将来、平日の温泉街がパソコンを持ったエンジニア達でにぎわう日もそう遠くはないかもしれません。

社員から見たコー・ワークス

社員の沼田聡さんに、話を聞いてみました。沼田さんはシステムエンジニアで、仙台にある別のIT企業に勤めていました。コー・ワークスに入社したのは1年程前で、さまざまな技能を持つ人が働いていることに興味を引かれたといいます。

沼田さんが思うコー・ワークスの良いところは、「自分でやりたいという意欲を持っている人は何でもできることと、専門が異なるので社内の関係性がフラットなこと」だそうです。

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取材の中で、淡路さんが強く話していたのは「不得意なことを、不得意と言える世の中にしたい」ということです。淡路さん自身、子どもの頃に「親や教師の“普通にしなさい”と言う“普通”は何なのか、いつも考えていた。普通が嫌いで、個性が認められないから窮屈だった」と言います。コー・ワークスは、まんべんなくできない・不得意なことがあっても、何か1つのことに没頭できるマイノリティーが楽しめるように…という思いで設立されています。そして、この会社が大きくなることで、こうした考え方を浸透させることが今後の目標です。
取材してみて、得意なことがあり、自分のやりたいことがはっきりしている人にとっては最高の環境だと思いました。0から1を作り出す仕事は正解がなく、言われたことをやるだけではできない仕事で困難さはあると思います。でも、自分のやったことが目に見える形で現れるので、やりがいはあるし働くモチベーションが維持しやすいのかなと思いました。
長崎 陽平長崎 陽平東北大学
文章:長崎 陽平(東北大学3年)
写真:石井 有紀(東北大学4年)
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株式会社コー・ワークス
https://co-works.co.jp/

この記事を書いた人

長崎 陽平
長崎 陽平
東北大学
富山出身、いつまでも食べ盛りの大学生。仙台は安くて、食べ物の量の多い店がたくさんあるので、誘惑と戦う日々を過ごしています。目標は仙台のラーメン店制覇!最近は自炊に奮闘中。