東北の仕事を知る、仕事の未来を考える。合同企業説明会「シゴトフェスタ」
「東北で働きたい、でも仕事があるのか不安・・・」
「東京で就職したけれど、いつかは東北に戻りたい・・・」
そんな学生や社会人向けに、お盆真っただ中の8月12日、仙台駅近くのAER(アエル)で、合同企業説明会「TOHOKUシゴトフェスタ~なんとかすっぺ会議in仙台」が開催されたよ。
TOHOKUシゴトフェスタ~なんとかすっぺ会議in仙台
宮城県を中心に、東北各県の地域企業19社が出展。会社ごとにブースが設置されて、参加者は30分ごとにブースを移動して、あわせて4社を回ったんだよ。ふつうの合同企業説明会は、ブースで企業が説明をして、参加者が質問をするんだってね。
でも、今回はちょっと変わったスタイル。それぞれのブースで参加者が、企業の経営者や担当者と「企業課題や地域課題についてディスカッションをして、仕事の未来を考える」ことがイベントの目玉だったんだ。
当日参加した、いぐする仙台学生編集長の藤原佳那さんに感想を聞いたよ!
職種にこだわらないことで、関心の幅が広がる
私は、地元就職を考えている一人として、今後の就職活動の参考にしたいと思い参加しました。
1回に1つのブースで話を聞けるのは3人までだったため、どの企業に話を聞きに行こうか悩んでいる間に、すぐに各ブースが埋まってしまいました。席の空いているブースに行ってみると、そこは宮城県内のIT企業で、文系の私は「場違いなブースに来てしまった・・・」と思いながら話を聞き始めました。
ですが、説明の中で「もっとたくさんの人に楽しんでもらえるITの活用方法を模索中」だと聞いて、成長し続けようとする企業の姿を垣間見ることができ、IT業界を盛り上げようとする向上心に惹かれました。
ブースが埋まってしまっていたというハプニングが、文系理系や職種にとらわれずに話を聞く思いがけないきっかけになりました。文系だからと関心を狭めていましたが、幅広く企業を知ることで、自分の興味を広げられると学びました。
ディスカッションが自分を見つめるきっかけに
企業の役員の方とのディスカッションでは、「従業員が楽しみながら仕事をするには」をテーマに、私自身が考える仕事とは何か、仕事を楽しいと考えるポイントは何かということを自問自答しました。
その企業は宮城県角田市にあり、レストランやゲストハウスなどの運営を通して角田地域を盛り上げる事業を行っています。役員の方が「人それぞれ、仕事の考え方は違う。自分の考えをしっかり持つことが大事」と話していて、これから自分自身の考えに向き合っていきたいと思いました。
話を聞くほど働くイメージが具体化する
普段の服装での参加だったため、あまり緊張することなく気軽に参加することができました。イベントを通して、普段聞く機会の少ない社会人の仕事や会社に対する熱い思いに触れ、地元で働きたいという気持ちは一層強まりました。ただ、働くことへの具体的なイメージがまだできていないため、イメージを膨らませられるように、もっと企業の方と直接話す機会を持ちたいと思いました。
協力:藤原佳那(東北学院大学2年)
文章・写真:いぐする仙台
この記事を書いた人
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「いぐする仙台」のマスコットキャラ“いぐみん”
学生記者のみんなの活動を見守ったり、たまにふらっと取材したりするのが仕事。
趣味は寝ることと、学生記者のみんなの記事を読むこと。
永遠の大学生だけど、それなりに荒波も乗り越えてきてるらしいことが、言動の端々からうかがえる。
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