チャレンジ

【名亘で働きタイ×ワタレポ】アール

名亘ワタレポインターン
186 views 2016.03.30
「ワタシゴトレポート」は、地域の中小企業で活躍する方々への取材を通じ、地域の仕事や組織の魅力を発掘・発信するワカツクのインターンシッププログラム です。参加学生は将来のキャリアを考えるきっかけを見つけるため、取材・執筆 活動を行います。宮城県庁との連携で、名亘地域(※)に所在する企業を訪問しました!

(※)名亘地域:宮城県名取市、岩沼市、亘理町、山元町のこと。

飲食業界のイメージを払拭! 海外展開も

【有限会社アール(名取市)】
2004年に名取市増田に「らーめん なると家」をオープンした丹野浩行さん。
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当初は個人経営のお店でしたが、2006年には有限会社アールを設立し、2010年「麺屋 政宗」(仙台市青葉区)の開業を機に、宮城県内で本格的な店舗展開をスタートしました。
業態はラーメン屋に限らず、洋食レストラン・カフェなど多様である一方、2015年7月には海を越えてロシアでも「麺屋 政宗」ブランドでラーメン屋を開業。海外進出のきっかけについては「海外の方が利益を出しやすい、それをスタッフに還元できる」と丹野さんは語ります。5年後には10か国に20店舗を出店する目標を掲げ、今後は海外展開を見据えた人材の採用もしていきたいと考えています。

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▲麺屋政宗 分家の油そば

職場環境は「前向きなブラック企業だ」と冗談交じりに話す丹野さんですが、もともと飲食業界で働きながら、楽しそうに働いているお店が少ないと感じていたそう。一般的に待遇が悪いイメージがついている飲食業界に課題意識も持っており、そのイメージを払拭していくという想いが『前向きな』という言葉に込められています。
一方、インタビューに同席した若手社員の及川さんは「社員とパート・アルバイトの垣根がなく、楽しい職場」と話します。丹野さんは、社員がやりたいことにチャレンジできる職場にしたいと考え、これまでも研修旅行での富士山登山や農業体験、プロスポーツチームへのスポンサー契約など様々なアイデアを実現していきました。「それがビジネスになるかどうかではなく、まずはやりたいことをやってみる」それが人を育てることになる、と考えています。

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▲及川さん

募集内容

学歴問わず、通年で採用しています。
職種は、まずは店舗の現場スタッフからスタートしますが、店長、マネージャーなどを経験した後、総務や商品開発など、個々人の希望や適性に合わせた業務を担います。もちろん、未経験でも構いません。

こんな人に来て欲しい

将来的には独立してお店を経営していくような野心のある方と、部下というよりパートナーとして付き合っていきたいという丹野さん。海外出店に携われる幹部候補生も探しているとか。一方で、目標がなくても楽しく、その人らしく働けるなら、それでもいいと言います。
結果的には、丹野さんの人柄や、従業員たちがつくる風土が肌に合うかどうかが決め手なのかもしれませんね。

編集後記

取材・執筆:鎌田尭(東北学院大学4年)

アールーD7K_8948社長の丹野さんは、とにかく「他の人の幸せ」を願っている人なのだと感じました。一緒にいた社員の及川さんも本当に楽しそうな顔で丹野さんと話していました。「もし丹野さんが路頭に迷って、その時及川さんが社長だったら?」という質問に「雇ってあげるよ」と笑いながら話した及川さんが印象的でした。
また、及川さん曰くスタッフ同士は「家族」のような関係で、休日に社員同士で集まり一緒に遊ぶことも多いそうです。

取材の翌日にもお店を訪ねたのですが、スタッフの方に笑顔で丁寧な接客をしていただきました。「楽しんで働いてほしい」と語ってくれた丹野さんが脳裏に浮かびます。

取材協力:有限会社アール

※記事(企業情報・求人情報)は、宮城県仙台地方振興事務所 「被災沿岸地域に対する商工観光連携促進事業」の一環で執筆したものです。

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