テラス

地元バス会社のツアーを考える「仙台バス株式会社」行川美佳さん(インターン)

シズカ シズカ
721 views 2015.08.21

地元バス会社のツアーを考える

8月11日のいぐするテラスは、現在、仙台バス株式会社でインターンをしている東北学院大額3年の行川美佳(ゆきかわ みか)さんを迎え『「面白い人に会いに行く」ツアーって?~地元バス会社が手がける独自バスツアー企画』と題して開催しました。
地元のバス会社ならではのツアーを運営している仙台バスで、新たな企画を考えている行川さん。ツアーを立案・実行するまでの道筋を聞くとともに、参加した全員で、新しくて魅力的なツアーのヒントを探りました。

初めての「ひとツーリズム」企画

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仙台バス株式会社は、地元、仙台に密着した会社。貸し切りバスを主な事業としていますが、他にも、観光バスツアーを提供しています。インターンの行川さんのミッションは、日帰りバスツアーを企画すること。テーマは、「宮城のおもしろい人に会いに行く、ひとツーリズム」です。
5月にインターンを開始してから、4本の企画を考え、そのうちの1本、平日の7月22日(水)実施予定の【限定20名様!野菜好きさんにオススメ村田旅!】が採用されました。村田町で、農家を営む方の話を伺いながら畑をウォーキングしたり、プチトマトの詰め放題が体験できたり、土日祝日しかオープンしないおそば屋さんで食事する6980円のプランは、「農業に興味のある大人の人が参加してくれるかなと考えていました」。7月初旬からツアーの参加者の募集を始め、応募もありましたが、残念ながら最少催行人数に達せず実現できませんでした。「募集期間が短かったし、内容に対して料金が高かったのかも」と、行川さんは話してくれました。

新しい企画のヒントを探れ!

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行川さんは今、新しい「ひとツーリズム」バスツアーの企画に取り組んでいます。人を巡るツアーに人が集まるのか、観光地ではないところに人を集める難しさに悩みながらも、村田へ行くツアーを企画した時と同じように、候補地のホームページを調べたり、電話をしたりと情報収集に余念がありません。
「500円で夏野菜の詰め放題を体験できるという農園は、とても魅力的だったけれど、収穫時期が読めなくて諦めたんです」と行川さん。電話をして詳しく聞いていくと、畑が狭く、あまり大人数を受け入れることができないことや、駐車場が無い、道が狭くて大型バスが入れないことが分かることもあるそうです。

みんなでアイディア出し

後半はイベントの参加者で新しいツアーのアイディア出しをしました。
「誰向けなのか、どんな人が参加するかイメージは大事では?」基本的な指摘から、「お土産とか体験はあると嬉しいね」と、参加する立場からの意見も。「移動する間、バスの中で過ごす時間が多いから、その時間を有効に使うといいんじゃないかな?」という新しい視点が出ると、「だったら、次の目的地の農家さんが一緒に移動して、バスの中でこれから行く場所の説明をするとか」どんどんアイディアが膨らんでいきます。「農作物を買ったら、移動中のバスでの保存が大変かも?」という指摘には、「ツアーで訪ねる農家の人を紹介する冊子を配ったら良さそう!QRコードとか載せて、すぐに商品を注文できたらおもしろいかも」とすぐに解決するアイディアが出てきて話が尽きませんでした。行川さんの新しい企画がどんな形になるのか、楽しみです。

いぐするテラス参加者の感想

仙台青葉学院短期大学 西坂奈畝(なほ)さん

DSC05317ツアープランをより良いものにするにはどうすればよいか、お茶やお菓子をいた
だきながら和やかな雰囲気のなか、話し合いました。
自分の考えだけでなく他の人の意見を聞き、意見を取り入れることで新たな発見
や進展があり、企画をより成長させることができるのだと実感しました。
また、プランの内容が時期に左右されるものであったり、お客様に来ていただけ
るかどうか不安に感じたり、といった普段聞けないようなお話も聞くことができ
ました。
何より、地元の魅力を伝えたいという思い、人と人との繋がりを大切にしたプラ
ンにしたい!という考え方など、目標があることで仕事のやりがいが生まれるの
ではないかと考えました。

文章:名前(○大学○年)
写真:名前(○大学○年)
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この記事を書いた人

シズカ
シズカ
「そんなに寒くないよ」と言われる仙台の冬が苦手な冬生まれ。
おいしいもの大好き。美味しいお店から発せられるオーラ(?)を感知するのが得意。
活字中毒気味。働いてなければ間違いなく冬ごもりします。