地域をつくる印刷会社「ハリウコミュニケーションズ」橘宏卓さん
仙台の大学生と社会人が出会える場
仙台で働く社会人からリアルなお仕事の話を聞く座談会「いぐするテラス」。毎週水曜の18時30分から、仙台・北目町のコミュニティスペース「Fivebridge」にて開催されています。
今回の記事では「第7回いぐするテラス~地域をつくる印刷会社~」の模様をダイジェストでご紹介します。
印刷業の知らざれる今!
今回のゲストは「ハリウコミュニケーションズ株式会社」の企画生産部で働く橘宏卓さん(23)。現在の会社で働くことになったきっかけや、印刷業界の今についてお聞きしました。
あらゆることがネットで行われるようになりつつある現代で、印刷業はどのような役割を果たしているのでしょうか?
入社した橘さんが初めて任された仕事は、作成を依頼された地図の「川」部分をつくることだったそう! はじめは小さな「部品」づくりからスタートし、現在はパンフレットや、定期発行物などの作成に関わっているとのことです。
印刷物を作る手順などについても、実演しながらご紹介してくださいました。
以下の写真は「アジロ折」という技術について。本になる紙たちは、ただ挟まれてくっつけられているわけではないんですね!
意外だという声が挙がっていたのが、橘さんがWEBサイトに関するお仕事も行っているということ。ハリウコミュニケーションでは、要望に応じて、単にパンフレットなどの印刷物だけでなく、印刷物とWEBを一体的なものとして制作することもあるのだそうです。
学生時代の活動が、驚くほど今に繋がっている
橘さんは、学生時代に「情報ボランティア@仙台」という団体に所属しており、仙台震災復興地域かわら版「みらいん」という被災者向けの情報誌の作成に関わっていたそうです。
橘さんは、『みらいん』に「情報ボランティア@仙台」の学生記者として記事を執筆していたとのこと。そして実は、この「みらいん」を作っていた会社が『ハリウコミュニケーション』だったんですね!
「学生のときは『へえ、こんな会社が作っているんだ』としか思わなかったんですけど、会社で働いていくうちに今までやってきたことがどんどん繋がっていっていて、本当驚いてます」。どこかで自分のやってきたことは不思議と繋がる。橘さんの言葉に、私自身、何度も頷く場面がありました。
参加した学生のみなさんからは、
「今まで出版・印刷のお仕事についてお話を伺ったことがなかったので、貴重な話を伺えて良かった」。「実際の印刷業のリアルな部分を聞くことができた」。などの感想をいただきました。普段生活する中ではなかなか出会うことのない職業の方のお話は、学生のみなさんにとっても新鮮に感じられたようです!
気になる方はいぐするテラスへ!
いぐするテラスは毎週水曜日18時30分から開催しています。次回11月5日のゲストは帝国データバンク仙台支社の小原圭介さん。
参加希望の方は、こちらのイベントページで「参加」ボタンを押していただくか、nmt_tnm@wakatsuku.jp まで参加の旨をメールでご連絡ください。初めてイベントに参加される方も大歓迎です。皆さんのお越しをお待ちしています!
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