【動画】商空間プロデュース!株式会社ゾウケイ社の新事業「Nダイナー」
屋台ってどこから来るんだろう…?
「屋台ってどこから来るんだろう…」
たしかにそうだと思ったみなさん、ちょっと覗いていってください。
今回取材した「株式会社ゾウケイ社」さんは、お店をはじめたい人を応援するお店。
広告制作を中心として、地域の企業の店舗作りやイベント出店の支援を行うなど、「商空間プロデュース事業」を行っています。
ゾウケイ社がプロデュースした店舗の内装一例
今回は、新たな商空間を作り出す、移動販売車を用いた新プロジェクト「Nダイナー」についてお聞きしました。
今回はレポーターとして金森なつ実さん、カメラマンとして東海林広高くん、2人のインターン生が登場します!
東海林くんはカメラマンなので、文章内にはほとんど登場しませんが、動画の中ではなぜか登場している(!)ので、ぜひどちらもご覧くださいね!
では、ゾウケイ社新プロジェクト「Nダイナー」紹介動画はこちらです↓
以下には、インタビューの内容を文字おこししております。動画の中に入らなかったインタビュー内容も入っていますので、動画と併せてお楽しみください!
ゾウケイ社社長インタビュー
では本日はゾウケイ社の小島社長にお話しをお伺いにきました。小島社長、よろしくおねがいします!
小島社長
よろしくおねがいします。
「Nダイナー」って?
Nダイナーはですね、簡単に言うと、軽トラックを使った飲食業をご提案する内容の事業です。軽トラックというと、みなさん焼き鳥屋さんのものとか、最近だと本当にいろんな移動販売車があると思うんですけれども、弊社はですね、軽トラック自体を売るのではなくて、『軽トラックを使った飲食業』全体をプロデュースしていくということをご提案しています。
基本的には今二つ考えておりまして、ひとつは飲食店の方々に利用していただきたいと考えておりまして、もうひとつは食品加工のメーカーさんに使っていただきたいと思っております。
食品加工会社が飲食業に転じるのは簡単!
食品加工会社さんは、元々食品加工をしてらっしゃるので、衛生管理の部分はもちろんなんですけど、工場内で保険上の対応ですとか、食にまつわる設備がきっちりできている状態の施設をお持ちなんですよね。
そこから飲食業に転換するということは、センターキッチンで食材をつくり、Nダイナーでサテライトのような形で物販や調理をしてもらえればいいので、非常にハードルの低い、簡単なことなんです。
飲食営業をする上で、新たに飲食営業の資格は取らなくてはいけないんですが、飲食営業をする上で必要な設備、あるいは知識に関しては、すでにリンクしてお持ちのものが十分あるということですね
なるほど~
沿岸部の食品メーカーへの思い
震災もありましたし、いろんなことで、非常に苦労されているという状況が従来ずぅっと続いてきている中で、「新しい業態を開発しなくてはいけない」という意見がお客様の中にですね、ぽつりぽつりとたくさん声があがってきていて、そういった業務を提案していきたいということで、この取り組み(Nダイナー)を始めました。
飲食業の最高の宣伝は「食べてもらうこと」
飲食業の方々の課題というのは、やはり固定店ですから、動けないんですね。動けないんですけれども、(お客さまに)来ていただけないとお店が成り立たない。そのために広告宣伝というものをしてらっしゃいますし、あるいは集客のためにいろんな考え方をもってやってらっしゃるんですね。
ただ基本は『食べてもらってなんぼ』ってのがあるわけです。飲食店さんの一番の広告宣伝は、自店の商品をいろんな人に食べていただくということが基本になると考えていて、そのためにお店でとどまらずに、店の外に発信していくためのツールとして、軽トラックの飲食店を使ってほしいなと考えていました
『Nダイナー』の移動販売車「けいた」外観
広告しながら収益も上げられる
ということはですね、Nダイナーをそもそも固定店しかないお店に使っていただくことで、普段来てもらえないような人たちにも、もしかしたら食べてもらえるのかもしれないということですね
その通りですね、いいところをつっこんでいただきました(笑)
すそ野の広い産業は、地域全体を活性化する
お話を伺っていて、食に関わる方々のサポートするという内容が多いなという印象を受けたんですけれども、社長自身が何か『食』に関して思い入れであるとか、食をサポートしたいという思いがあれば教えていただけますか?
実はご覧のとおり食べるのが大好きなので、それが一番の理由だってのはたしかにあるんですけれど(笑)本当の理由はですね、やっぱり食に関する産業というのは宮城県には相当多いんですね。農家さんだったり、漁師さんだったり。そういう産業に携わる方がたくさんいらっしゃって、そういった方々とつながっていけるのはやっぱり食にまつわる産業。
そしておいしさを最前線で伝えられるのは飲食店さんであり食品加工業であると私は思ってます。ですからそういった、すそ野の広い部分(食産業)で、地域全体が活性化していくということができたらいいなという思いが、おいしく食べて(僕を)大きくしてくれた、ということでしょう(笑)
なるほど(笑)そうすると宮城の活性化、仙台の活性化を支えているものが『食』だという考えが社長にはおありだということですか?
そうですね、やっぱり地域全体が元気になっていくということが必要だと思っていて、宮城県で、何が一番、地場産業の中で大きな位置を占めているかと考えていくと、それは農業であり漁業である、ということが実際あることなので、そういった方々と連携していくというのは必要なことだと思います。
学生がゾウケイ社とできること
はい、たとえば学園祭とかで、みなさん飲食店、模擬店などをやることがあるかと思うんですけども、そのときに、みなさんのお役に立てるような形で、飲食業を疑似体験するために、Nダイナーをお貸しすることができるかもしれません。
もしかしたら、学祭でNダイナーが使えるかもしれないと!
そうですね、要望があれば、ぜひ検討したいと思っています
中身的には相当濃いことをやっていただきたいと思っています。やっていただくのは販売のプロジェクトなんですけど、プロジェクトは一連の流れの中でやるべきことがいくつかのステップに分かれておりまして、まずは飲食店を開業するまで、どういったことをするのかを学んでいただきます。
その後、飲食店を開業される予定の食品加工メーカー、あるいは飲食業の方にプレゼンして、契約に至るというところまでのストーリーを全部作っていただいて、実際にチャレンジしていただく、というようなスケールのものになっていますので、かなりやりがいはあると思います。もちろん、全力で私どももサポートしますので、ご安心して、来ていただければなと思ってます
そうしますと、ゾウケイ社さんでやっている飲食業のプロデュース全体に、インターン生が関われるということですね!
その通りです。
なるほど、ありがとうございます
いえこちらこそ(笑)ありがとうございました。
インタビュー感想
初取材でとても緊張しましたが、小島社長はとても優しくて気さくな方で、とても楽しく取材を終えることができました。
ゾウケイ社では、ただ軽トラを貸すだけではなく、お店の外観やメニューなど、すべてをプロデュースしているという点が、小島社長の食への愛を表しているようで、聞いていてとても興味深かったです!
カメラマン:東海林
商空間プロデュースを主な業務としている、ゾウケイ社への取材は非常に充実したものになりました。今回クリエイティブ班として、初めての取材になりましたが、ゾウケイ社の小島社長はじめ、社員の方のご協力もあり撮影がスムーズに行えたことを改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。さて、やっとスタートを切ったともいえるクリエイティブ班ですが、まだまだ私個人としては力不足を感じるところであります。動画を作ることは楽しくもあり、非常に難しいことです。しかし、そこがおもしろいところでもあります。
いや~動画って本当にいいものですね。
東海林の〆の言葉はどこかで聞いた気がしますが、いぐするインターン生の二人も、ゾウケイ社の仕事には興味深々の様子でした!
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