急成長しているハンバーグレストラン「HACHI」。その秘密は?
「HACHI」社長直伝セミナーに参加しました!
こんにちは!ワカツクインターンOGのリカです!10月29日(火)仙台市にあるファイブブリッジにて開催された、「社長直伝セミナー」に参加してきました。ゲストは、ハンバーグレストラン「HACHI」を経営する株式会社オールスパイス社長の角田秀晴さんと、デザイナーの小野寺沙希さんです。
右が角田さん、左がデザイナーの小野寺さんです
HACHIは、1979年創業。現在は、名取店や、広瀬通にある仙台店など7店舗を経営しています。セミナーの参加者は仙台市内の大学生10名。HACHIを利用したことがある、知っているという学生がほとんどでしたが、社長に会うのは初めて。最初はみんな、少し緊張した表情です。
角田さんより、マーケティングについてのお話を伺っています
「デザイン」×「マーケティング」=『ブランド力!』
セミナーのテーマは、「企業のブランド力を高めるデザインとは?」というもの。「お客さんが味覚を覚えているのは3日。視覚は1週間。聴覚からの情報は1ヶ月も覚えているんです。だから、料理だけでなく、お店の雰囲気作りやデザインを大事にすれば、お客さんに覚えてもらいやすいんです。」と、角田さん。
HACHIのかわいいデザインの数々
後半は、ワークショップ。3〜4名のグループで、HACHIのチラシレイアウトやキャッチコピーを考えました。ギフトを送る人にターゲットを絞ったチーム、「冷凍食品、なめてません?」というコピーを考えたチームなど、色々なアイデアが出ました。角田さんから、「企業のデザインでは、自分が『良い』と思ったものをつくると失敗するんです。相手(お客さん)の立場で考えることが大事なんですよ」とコメントを頂きました。
グループで意見を出し合い、チラシを考えました
続いて、小野寺さんが実際にデザインしたものを解説して頂きました。「このデザインは、ちょっと目上の先輩や親戚へのギフト商品用です。高級感が出るようにしています」と、見せていただいたのは、20種類以上のロゴマーク。その中から、採用されたのはたった一つです。「それでも、自分がデザインしたものをお客さんに見てもらって、直接反応が見れるのがうれしいです」と、レストランのホールを兼務する、HACHIのデザイナーならではの働きがいも聞くことができました。
「人」が財産、角田さんの経営哲学
最後は質問タイム。角田さんの、人を包み込むような優しい雰囲気で、大学生もすっかり緊張がほぐれ、次から次に質問が。「働きがいは?」という質問には、「スタッフが育っていくことが、働きがいですね」角田さんは、社長自らスタッフ一人一人に対して丁寧に面談したり、がんばったスタッフを表彰したりしているそうです。
HACHIのスタッフのみなさん
印象的だったのは、「なぜ、店舗数や事業を拡大し続けられたのですか?」という大学生からの質問に対する角田さんの答え。「飲食店というのは、店舗を増やしても、人件費がかかるので、利益は増えないんです。でも、スタッフが増えたことで『人』という財産を増やすことができました。」
質問だけではなく、その場で感想を話してくれた大学生も。「HACHIに行った時に、すごく雰囲気が良いお店だなぁと思って気になっていたので、今日のセミナーに参加したんです。角田さんの人に向き合う姿勢が、お店の雰囲気に表れているんですね」マーケティングの理論や、デザインのスキルだけではなく、角田さんの「人」に対する熱い想いがHACHIの親しみやすさ、人気の秘密なのだと感じました。