仙台アメ横の隠れた名所! 50円おもちゃ『縁日の森』
仙台アメ横の一角に週末だけ現れるおもちゃ屋さんがあると聞きつけ、我々「いぐする仙台クリエイティブ班」はさっそく現場へと向かいました!
「海の香りがする」ともっぱら話題のアニメショップをさらに奥へ行ったところに今回の目的地が。
そこにはたしかに「おもちゃ屋」が…それも昔懐かしくなるような品揃えのおもちゃ屋が!
ここからは『縁日の森』柳井さんへのインタビューの模様をお届けします!
本日は『縁日の森』柳井さんにお話をお伺いします。
よろしくお願いします。
※東北大学文学部4年。祭りのたびに実家に帰る生粋の祭りっ子。
柳井さん
よろしくお願いします。
※「縁日の森」スタッフ。夫婦で駄玩具を運営。
金森:『縁日の森』はどのようなお店なんですか?
柳井さん:昔、駄菓子屋さんに置かれていた、ちっちゃい子でも買えるような低価格(50円から)の「駄玩具」というおもちゃを取り扱っていて、「縁日」の森という名前なので、お面とか、空気ビニール(空ビ)とか、お祭りで買えるようなおもちゃも扱っています。
誰もがお祭りで1度は見たことがあるであろうこの商品。紙ヨーヨーと言うんだそうです。
金森:お店の中で売れ行きのいい商品とか、人気の商品というのはありますか?
柳井さん:はい、こちらなんですけれども、昔遊んだ記憶があるかもしれませんが…。
柳井さん:こういったスプリングとか…。
柳井さん:マグネットで魚釣りができるゲーム。
柳井さん:それにこの『ウォーターゲーム』のようなものがうちの売れ筋の商品になってます。
金森:どれも子どもの頃遊んだ記憶があるんですけど、(ウォーターゲームは)私が子どもの頃はゲームボーイの形だったかなと思いました(笑)
柳井さん:そうですね。中身同じですけど今はスマートフォンになってますね(笑)
金森:こちらのお店はいつから始めたんですか?
柳井さん:土日だけ営業のお店なんですけれども、営業が出来るようになったのは今年3月ですね。
金森:まだ新しいお店なんですね。
柳井さん:そうですね。
金森:こちらのお店を始める経緯というのはどのようなものだったんですか?
柳井さん:駄玩具が売られている場所が、私たちが子どもの頃と比べるとすごく少なくなってしまっていて、本当は子どもたちの知育玩具としてはとてもいいおもちゃなので、気軽に手に取ってもらいたいなと思ってはじめました。
金森:知育玩具というお話が出たんですけど、単純なおもちゃだからこそ遊んでいて発想力が出てくるのでしょうか?
柳井さん:そうですね。子どもたちはいろんな遊び方を、私たちでは思いつかないような遊び方を考えて遊んでくれているみたいですね。
金森:こちらでお店をされている以外にも、いろいろな活動をされているのですよね?
柳井さん:はい。駄玩具をもっと広めたいと思っておりまして、防災用具としても取り入れたいと思っています。このあいだの東日本大震災のときに…すごい震災だったので、みなさんおもちゃにまで気が回らなかったと思うんですね。
おもちゃがあっても、電気を使うおもちゃだと停電の時は使えませんよね。駄玩具というのは電気もいりませんし、費用もちょっとしかかからない小さいおもちゃなのでかさばらないですし。避難所にいても子どもたちの心がちょっと和むように、駄玩具を手に取ってもらえばと思っています。
金森:そうですよね。子どもたちも何も遊ぶものがないと、ふさぎこんでしまいそうだなと思うので、こういう準備があればいざという時でも心が和むかなと思います。
金森:他にも駄玩具を広める活動をしているんですよね?
柳井さん:はい。このあいだ森ビル(東京)で行われた、キャンドルナイトの東日本大震災追悼イベントには私たちも参加させていただきまして、駄玩具を無料で配布させていただきました。
福島での「出張縁日」の様子。
これからも、福祉施設ですとか、団体の方からお声掛けいただければ、「縁日」としてイベントに出向いていって、こういった駄玩具を広めていきたいと思っています。
金森:本日は縁日の森の柳井さんにお話をお伺いしました。柳井さん、どうもありがとうございました。
柳井さん:ありがとうございました。
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