東北工業大生×いぐする仙台番外編 副編集長特別賞
「東北工業大生×いぐする仙台」がコラボしたプレゼン大会で「副編集長特別賞」を受賞した作品をご紹介いたします。執筆したのはリーダーの小川綾乃さんを筆頭に佐藤幸紀くん、萱場勇人くん、永根芳樹くん、荻原沙季さんの5人です!
食材にこだわり!安心と愛を届けるとっておきの場所
こだわりのインテリアと家庭的な雰囲気に心和む仙台市太白区長町のイタリアンレストラン「マンマビバ」。核家族が増え、1人で食事する人が多くなっている中、会話をしておいしいものを提供してくれる家族のようなマンマと、その娘。そんな2人が食への思いを語ってくれた。
家庭の味を支えるお母さんに「万歳」
マンマビバとは、イタリア語で「お母さん万歳」という意味。「添加物がなく安心して食べられるものを食べてほしい」というオーナー佐藤征子さんの気遣いが根底にある。「お母さんの料理は、心がこもっていて愛がありますよね。お客さんのお母さんになった気持ちで、安心で安全な料理を愛をこめて作っているのですよ」と佐藤さん。様々な親心も含め、家庭の味を支える存在に万歳という意味をこめて店名にしたのだという。
お店の場所にもこだわりがある。生活感のある長町に魅力を感じており、「そんな場所で昔から住んでいる人をつないでいきたいという思いでずっとやってきました」。「くつろいでほしいから、相手への思いやりを大事にしている」というように、人と人との関わりを大切にする佐藤さんがオーナーであるからこそ、愛のあるとっておきの場所を提供できるのだ。
自然の恵み!野菜そのもののおいしさ
おいしい匂いが漂うランチ時、落ち着いた雰囲気の店内から響く「いらっしゃいませ」という声がお客さんを出迎える。メニューにはこだわりの有機野菜を使っている。ランチセットの「有機人参サラダ」はきれいな盛り付け。口に入れるとニンジンの甘味がふんわりと口の中で広がる。続いては、自家製のトマトソースをベースに作られた「サーモンの入ったトマトクリームパスタ」。有精卵を使用した「プリン」。どれも素材そのものの味が生かされている。他にも創業当初から出している「mamma vivaの特製ナポリタン」や有機野菜に自家製ドレッシングをかけたサラダなど、体に優しいメニューを心掛けている。
「体に良く、添加物のないものをお客さんに食べてもらい、味の違いを知ってほしい」と佐藤さん。素材本来の味を感じてほしいことと、安心安全なものをお客様に届けたいという想いがお店を続ける原動力だ。
科学的ではない、本来の味を大切に
調理の中心は、佐藤さんの娘の吉田史子さんだ。野菜ソムリエやハーブコーディネーターの資格を持つ吉田さんは「現代人はコンビニで買う食べ物など科学的な味に慣れてしまっているのが現状です」と残念そうに話した。「もっとたくさんの人に素材そのものの味に気付いてほしい」との思いから、自家製のトマトソースをベースにしたり、野菜そのものの味がでるように工夫して調理しているという。
また、核家族化により1人で食事をする人も多くいる中、「家族とのコミュニケーションをとる若者が減っているのではないか」と懸念している。家族みんなで何回一緒に食事をできるのか考えると、実はそんなに多くない。佐藤さんと吉田さんは、1食1食の家族での食事が大切なのだということを教えてくれた。
「『おいしかったです』という一言がご褒美なのです」。
笑顔で話す2人を見て、マンマビバがどれだけ温かい場所なのかを実感した。
取材を終えて
(写真左から)佐藤幸紀、萱場勇人、永根芳樹、小川綾乃、荻原沙季
今回取材をさせていただき1番印象に残っていることは、お店の雰囲気もお店の方々も温かいということでした。お洒落な外観で、イタリアンレストランということもあり少し緊張していたのですが、店内に入ってみると何とも言えない家庭的な雰囲気に包まれました。佐藤さんも娘の吉田さんもとても接しやすい方で、話を聞いていて食への想いやお客様への想いが伝わってきました。
また、実際に料理を食べて有機野菜の素材そのものの味がどんなにおいしいものかを実感しました。居心地のいい店内で接しやすい家族のようなお店の方がいて、とても幸せな空間でした。今回の取材で素敵なお店に出会うことができました。
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