CSRやCSVって?実例「仙台若者アワード」から見てみよう!
たまに聞く「CSR」や「CSV」って結局なに?
“言葉”としては知っているけれど、誰かに説明しようとするとわからなくなることってありませんか…?
今日は「CSR」と「CSV」について、仙台での実例を紹介しながら、紐解いてみましょう♪
まず、CSRは Corporate Social Responsibility の略称で、「企業の社会的責任」と訳されます。企業には、株主や顧客はもちろん、従業員や地域住民など、さまざまな利害関係者がいます。経営者は、利益を追求するだけでなく、そうした人たちの利益を実現し、社会的存在として運営していく責任を負っています。身近なところでは、地域の清掃活動に取り組んでいる企業を目にしたことがあると思います。こうした活動は、企業の信頼構築にも繋がります。
もう1つ、CSVという考え方もあります。Creating Shared Valueの略称で、「共通価値の創造」と訳されます。CSRよりも企業の事業内容に繋がるような形で、社会的責任を果たしていくことを目指しています。実際に社会課題の解決に貢献している例が、少なくありません。
※参照
・コトバンク https://kotobank.jp/word/CSR-3863
・すぐ活かせる環境情報 https://sugu-kan.com/about-csv
仙台市内の実例「仙台若者アワード」
社会や地域の課題解決に寄与する、優れた取り組みをおこなっている仙台市内の若者団体を表彰する「仙台若者アワード」。2017年、2018年と開催され、延べ53団体がエントリーしてきました。今年で3回目となります。(応募締切は2019/8/30、ホームページから応募受付 https://sendai-y-award.qloba.com/ )
▼仙台市市民活動サポートセンターの入口の展示(2019/8/1~8/30まで)
この仙台若者アワードも、CSVの一環として行われています。宮城県をはじめ1都2府35県でコカ・コーラ社製品をお届けしている「コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社」がスポンサーとなり、地元自治体の「仙台市」と、地域企業の「一般社団法人ワカツク」が協働。若者団体の活動を、表彰やフォローアップといった形でサポートすることで、社会や地域の課題解決に役立てようとしています。
▼3者協働を意味する各団体のロゴ
今年は、SDGs(持続可能な開発目標)の視点も取り入れています。
▼仙台若者アワードの応募フォームより抜粋
若者団体の活動をSDGsと絡めることで、活動の付加価値を高める・活動の発信力の強化に繋げることが狙いです。
まとめ
今回紹介したのはほんの一例でしたが、大企業から中小企業まで、さまざまな取り組みが行われています。気づかないうちに、企業のCSRやCSVの受益者になっていることがあるはずです。ふだんの生活でも、ちょっと意識してみてはいかがでしょうか…?
この記事を書いた人
- 元TV局記者。文末で韻を踏むのがマイブーム
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