商品力や企画力が魅力!“地元中小企業で働く”を考える「企業めぐりvol.2」
地元志向でも就職は東京?
地方だと業種が限られる、そもそも聞いたことのない企業をどんなキーワードで検索したら見つけられるのかわからない…これは、ふだんから学生の皆さんと接していて、よく聞く話。
「地元が好き。できれば離れたくないけれど、就活サイトで目に付いた企業は東京ばかり。やっぱり、自分が働きたいと思える仕事は、地元にないのかな。東京に行くしかないのかな…?」
とりあえず大手からチャレンジして、不採用を告げる“お祈りメール”に撃沈してない…?
見方を変えれば企業との出会いが広がる?!
“業種”や“社名”といった表面的な情報からは見えてこない、中小企業での仕事や働き方を、実際に地元の企業を訪ねて、経営者や経営層の方とお話しする中で体感してもらいたい。
宮城には、商品力や企画力にあふれた、魅力的な地元企業や仕事がたくさんあることを知ってほしい。
そんな想いから、バスツアーのかたちで2017年12月に初開催した「企業めぐり」。
「もっと宮城の企業を知りたい!」「気になる地元企業を訪ねてみたい!」
そんな声にお応えして、2018年2月5日に「企業めぐりvol.2」を開催しました。当日の様子を紹介します!
企業めぐりvol.2
今回は、企業訪問と座談会の2本立て。訪ねたのは、いずれも仙台市内の「有限会社カラーズ」と「株式会社仙台秋保醸造所」。地元企業の中でも、個性が光る2社です。ふだんは“お店”として見ている企業での働き方とは…?
カラーズは、北欧家具の輸入・販売や、ヘルメットのカスタムペイントなどを手がける企業。
マネージャーの大内さん(東北学院大学卒)から、デザインを専門に学んでいなくても独自のペイントを手がけるようになったきっかけや、社員から提案して責任を持って新規事業に育てていく社風などを聞きました。
若手社員の育成のため、海外の買い付けの現場に社長と同行させることもあるそうです。語学力は、入社してから身につけているのだとか。
仙台秋保醸造所は、「秋保ワイナリー」の名前で、文字通りワインの醸造と販売を行っています。
元は建築デザインの仕事をしていた、代表の毛利さん。東日本大震災をきっかけに、復興や地方創生には観光資源の発信が必要だと決意し、起業しました。
ワインと地元の食材の組み合わせ“マリアージュ”で食のツーリズムを盛んにしようと取り組んでいて、将来的には宮城から東北全体へネットワークを広げていきたいと、夢を語っていました。
企業訪問のあとは、座談会。引き続き毛利さんと、12月の企業めぐりで訪問した「株式会社モビーディック(石巻市)」の保田さん、「株式会社草新舎(石巻市)」の高橋さんも加わり、それぞれテーブルに分かれて着席しました。
テーブルを回る参加者に、“自社の自慢”や“若者と一緒に取り組みたいこと”など、謙遜しながらも熱く語る企業の皆さん。目を輝かせて質問している参加者の姿が印象的でした。
参加者から寄せられた声
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