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生活スタイルの変化と両立への不安-3/いぐmamaレポート

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141 views 2016.11.24

私が重視すること、不安なこと

プリント
・子どもが小さいので、幼稚園や学校の行事のときに休みやすいか。
発熱の際など急な休みにも対応して頂けるのか。
・ママが働きやすい職場かどうか。(子どもがいて働いている人はいるのか)
・企業は学生さんなど若い方を求めていて、自分が話を聞きに行ったら嫌な顔をされるのでは。
 

私は独身の時に、ママさん達とデスクを並べて働く機会がありました。お恥ずかしい話、保育園や学校から「熱が出たので迎えに来て下さい」と電話があって帰って行く人に対して、その分の仕事をしなければならなくなるため快く思っていませんでした。そのため、今、自分がママの立場になってみて「休む」ことに対して非常に抵抗があり企業に勤めることを怖いと感じてしまいます。

自分の働き方を考える

カレーハウスCoCo壱番屋をフランチャイズ経営する「クマザワ」を訪問した。学生時代、CoCo壱番屋でアルバイトをしていたことがあり、その際、子育て中のママが繁忙時間である平日のランチの時間に活躍していたため、ママにとって働きやすい職場なのではないかと思った。実際にお話を伺ったら、パートさん同士で協力し合い柔軟に対応しているとのこと。長期休業や土日祝日のときは、学生アルバイトが入れるので、休んでも大丈夫だというのも、とても魅力的だと感じた。子育て中の人は、不規則なシフトになる社員として働くのは難しいが、子どもが小さいうちはパートで入り、いずれ手が離れたら社員としてチャレンジする道もあるというのも嬉しい。

携帯電話販売代理店の運営する「エヌ・エス・シー」は、福島県の企業ではあるが、宮城県内に代理店を持っているということで話を聞いた。携帯電話のショップは、自分自身もよく利用しており、親しみを感じた。
代理店は女性中心の職場であり、出産しても続けている方もいるとのこと。携帯電話会社本社での研修も充実しており、多岐にわたるお客様からの問い合わせにも対応することができる。接客コンテストで日本2位になった社員の方もいるそうで、とてもレベルの高いサービスを提供できる環境だと感じた。福利厚生もしっかりしており、代理店ごとに飲み会をしたり、バーベキューをしたりしている。また、お誕生日の社員には会社から毎回、プレゼントがあるという。とてもアットホームで社員同士の仲がよく、働きやすそうだなと感じた。

子供がいてもイキイキと働ける

お話を聞いた2社ともに、「女性は結婚、出産、育児など生活スタイルが変わっていくことは自然なことと捉えており、それを一緒にサポートしていくのは会社として当然」、というスタンスが感じられて、安心した。私が独身で働いていた時代とは、全体的に会社の風土が変わっているのかもしれないと思った。どちらの会社も、長く働いている方も多く、小さい子を育てている気持ちを理解してくれる先輩ママがいることは、働いても心強いのではないかと思う。
説明してくれた社員が、何故この会社で働いていて、どんな魅力を感じているのかということがとても伝わってきて、イキイキしているなと感じた。「子どもがいると大変だから」と躊躇するのではなく、「大変だけど、会社と相談しながら工夫していけばなんとかなるのかも」と思うことができ、とても収穫があった。

 

「会社の一員としての働き方」レポート1を読む

執筆・編集

執筆:M.S
編集:安部静香(いぐする仙台)

いぐmamaプロジェクトは、「平成28年度東北地域UIJターン促進事業」「平成28年度地域中小企業・小規模事業者人材確保等支援事業」として実施します。

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「働く」を考えるプロジェクト。人生の岐路の一つである子育て中の女性を中心に発足しました。