いぐmama

会社の一員としての働き方-2/いぐmamaレポート

いぐmamaプロジェクト いぐmamaプロジェクト
170 views 2016.11.25

私が重視したいこと

プリント
・残業の有無
・必要スキルの有無
・勤務時間
  

難しかった「スキル」の判断基準

接客しか殆ど経験が無いのでカレーハウスCoCo壱番屋を運営する「クマザワ」に興味がありました。私がどういうカタチで仕事をしたいのか詳しく聞いて下さりかなり好印象でした。正社員で話を聞きたかったのですが、やはり日曜休みや夜は働けない等の条件では難しいとのことでパートを勧められました。扶養控除の範囲内で働くか社保も考えて働くか、休みは?勤務時間は?等色々提案もして下さり「ここで働いたら凄く働きやすいだろうな」と感じました。

私が興味を持っている「コンサルティング事業、研修事業」と記載があった「百戦錬磨」で話を聞きました。主にスマートフォン等を利用したITCサービスのシステム開発の会社で、必要スキルは「Excel、Word」とのことでしたが、それなりのスキルを持っていないと難しいのではないかと感じました。多分私たちが思う「出来る」と開きがあるのではないかなと……。
一方、IT関連だとどうしても「勤務時間」が不規則だったり長時間拘束のイメージがありましたが、こちらの会社では一人一人の生活スタイルに合わせて休日、勤務時間を変則的に決められるようでした。子供の急な熱等の休みも取りやすいとのこと。スキルを持っているのに「子供が居るから…」と仕事復帰を諦めていた方も、自分のスキルを存分に発揮出来る職場ではないかと感じました。残念ながら企業が社員のこういった事情を聞き入れてくれる会社はまだまだ少ない中で社員の事を色々考え働きやすい職場を作ろうと努力なさっているのだなと凄く感じました。

他にもソフトウェア開発の会社で、仕事をしていてどんな事が楽しいのか、私でも出来るのかを聞きました。
お客様の要望にピッタリあったモノが出来上がった時や自分でこういうモノが作りたいなとイメージした通りのモノが出来た時楽しいと感じるとのことでした。「私でもできますか?」という質問には、入社後先輩達に色々教えてもらえるしヤル気があれば伸びていくとのことでした。Word、Excelのスキルがあれば出来るとのことでしたが、お話の内容が専門的すぎて私には分かりづらかったです。「転勤ありき」の会社のようで、希望通りの場所で働けないようでした。拘束時間も自分が開発したソフトに不具合等が生じた時は原因がわかるまでは対応しなければならない等色々ハードな面がある様で、子持ちの主婦には難しい仕事なのかなと感じました。結婚出産後は続けられなさそうなので、今こお勤めしている女性も「結婚」ということになればせっかく身についたスキルを無駄にしてしまうのではないかなと感じました。もう少し企業が一人一人に歩み寄れることができれば更によりよい職場環境を作れるのではないかと感じた企業でした。

スキルを無駄にしない受け入れ体制を

勤務時間等、社員一人一人に歩み寄ってくれているも企業あれば、現在の企業形態上それが難しい企業もまだまだあるのだなと感じました。
研修があると言えども、やはりIT関係はそれなりのスキルを持っているのが学生以外なら当然の条件なのだと思いました。長年高いスキルを持ちながら働き、結婚や出産でやむを得ず退職された人材を「転勤」や「長時間労働」というかたくなな縛りで無駄にしてしまうのは勿体ないと感じました。
企業がもう少し柔軟に受け入れ対応が出来れば子育て主婦の活躍の場も、もっともっと広がるのではないかなと切に感じました。

 
 
「会社の一員としての働き方」レポート3を読む

執筆・編集

執筆:佐藤寛子
編集:安部静香(いぐする仙台)

いぐmamaプロジェクトは、「平成28年度東北地域UIJターン促進事業」「平成28年度地域中小企業・小規模事業者人材確保等支援事業」として実施します。

next_action

この記事を書いた人

いぐmamaプロジェクト
いぐmamaプロジェクト
「働く」を考えるプロジェクト。人生の岐路の一つである子育て中の女性を中心に発足しました。