開催!「東北若者10000人会議」
東北との関わりを考える
「東北若者10000人会議は田中草太くんを発起人として開かれた、東北にゆかりのある若者たちが《東北から世界に挑む企業》《地域を愛し、地域に根ざす人》と出逢い、自分なりの”東北との関わり方”を見出す機会を創るイベント。2016年2月7日13:30から仙台国際センターで開催されました。東北で活躍している起業家のプレゼンや、経営者も参加してみんなで語り合う座談会もあります。
私は当日お手伝いとしてこのイベントに参加させてもらいました。まず、会場に入って思ったこと…
広い!!
しかも、会場いっぱいに並べられていたのは椅子や机ではなく畳。これならリラックスして話も聞けるし、意見交換もしやすそう。
前日準備の実行委員のみなさんの様子を見ていた私としては、「がんばっていたけど、こんな広い会場本当に埋まるの…?」とかなり心配していました。「どうかたくさんの人が来ますように…」と祈りながらイグサの香りで気持ちを落ち着かせ、打ち合わせを終え、控室から出た私が見たのは受付から国際センターの外まで続く参加者の列でした。畳もみるみる埋まっていきます。心配も祈りも無用でした。
参加者とお話してみると、盛岡や福島などから大きな荷物をしょってきた大学生から、地域活性化に興味のある高校生、社会人など、まさに東北中から熱い若者が集まってきているようでした。
そして始まった10000人(ばんにん)会議。発起人の田中草太さんが、東北という地で働くということに意識を向けたきっかけ、さらには10000人会議を立ち上げるまでの想いが語られました。
第一部プレゼンタイム
続けて行われたのは東北から世界に挑戦する5人の起業家によるプレゼンです。どのプレゼンターも「東北にこんなかっこいい大人がいたんだ」「こんな面白い企業があったんだ」とため息が出てしまうほどの、明確な事業ビジョンや理念などを伝えてくださいました。その熱さに「こんな企業で働けたらなあ」と思わず呟いていました。まさに10000人会議の思う壺です。
▲あきた舞妓で秋田の魅力発信に挑戦する株式会社せんの水野さん
第二部トークタイム
第二部は第一部のプレゼンターを含めた31人の企業の経営者や担当者とざっくばらんに話合う座談会です。私はスタッフとして座談のブースに入ったり、色々見回ったりしていました。経営者の話にきらきら目を輝かせながら話を聞く人達の輪ができているブースや、活発な意見交換をする輪、和気あいあいと笑顔がこぼれる輪など、それぞれのブースにカラーがあり企業の個性が現れていました。どのブースでも話題になっているのは「これからのこと・これからの東北こと」。企業担当者も参加者も、未来は自分たちが作っていくものと捉えたうえで会話が進んでいて、10000会議が作ろうとしていたわくわくが会場の色々なところから生まれていました。
10000人会議は始まりの一歩
イベントの最後には参加者がイベントで感じたことやそれぞれの今後の「東北との関わり方」を自分の言葉で整理し、ワークシートに書き込んで10000人会議は幕を閉じました。イベント終了後もその日に知り合った人同士で語り合う姿が多く見られ、10000人会議が参加者の心にともした火の大きさを感じました。ここからいろんな未来が始まっていく予感がしています。
10000人会議はこの2月7日のイベントでは終わらず、継続的に若者に東北のわくわくに出会う機会を作っていくそうです。私自身、この10000人会議から東北でどんな未来が作られていくのかとても楽しみです。今回参加できなかった人も今後のイベントに参加して、東北を熱くする若者10000人の一人になってはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
- 山形大学人文学部法経政策学科
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