テラス

一歩踏み出して見つけた!一緒に働きたい人が居る会社-いぐするテラス特別編

シズカ シズカ
336 views 2015.03.11

「普通の就職方法」とはちょっと違った阿部梢さんの場合

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社会で働くオトナからリアルな仕事の話を聞く座談会「いぐするテラス」。3月4日は特別編!「就活やめたら就職できた!建築工房零・阿部梢さんの場合」と題して、仙台市青葉区北目町のファイブブリッジで開催しました。

村づくり+馬=長期インターン

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ワカツクの長期インターンシップに参加している東北大学4年の阿部梢さん。この3月に卒業し、インターン先の「建築工房零」に就職する予定です。

「就活していた時の自分をいま振り返ってみると甘かったと思う…」。

就職活動はなかなか思うようにいかず、4年の夏には行き詰りを感じていました。
インターンを始めたのは4年生も後半の昨年秋から。「逃避行」と阿部さんが振り返る、夏休み中の石巻でのボランティアに参加した時の出会いがきっかけでした。
偶然知り合った人の紹介でインターンフェアに参加したところ、会場に建築工房零が出展していたのです。「建築の会社なのに馬を飼い始める」「村をつくる」と聞き、ど、どういうこと?!

「なにか一歩踏み出して飛びこんでみることでで新たな発見があるかもしれない」と感じ、「終わった後にもう一度就活してもいいし、とにかくやってみよう」と、ワカツクがプロジェクトを設計した建築工房零のインターンへの参加を決めました。

プロジェクトはゼロからの村づくり

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『建築工房零』は「地球と暮らそう」の理念のもと、家づくりを通して「暮らしづくり」を提案していく地域工務店です。
インターンのプロジェクトの目標は「建築工房零が新たに立ち上げる『ゼロ村』がオープンする予定の4月(*)までに環境面を整え、広報や営業のツールを始めとする必要なものの準備をし、きちんとした営業がはじめられるようにすること」。(*現在は5月のゴールデンウィーク頃オープン予定)村の主な収入源は1.乗馬や馬とのふれあい事業2.バーベキュー場の貸し出しなどの土地活用事業の二つの予定というざっくりした計画しかない状態でした。収益を生むためのビジネスモデルを考えることも含め、なにが足りないのか、どうすれば解決できるのかは自分で見つけて考え、計画・実行していかなくてはいけません。

「インターンは『学生』ではなく、『期間限定の社員』という位置づけ」と、阿部さん。
「なにもないところから社長やスーパーバイザー、社員と話し合いながらやっていく大変さとおもしろさがありました」。

インターン期間が終わる3月末まで、あとわずか。現在は乗馬体験などの馬事業はすでに稼働していますが、バイオトイレやシャワーを設置する小屋づくりや、場内を整備する環境面はまだまだこれからが佳境です。

失敗したから気づいた「働き続けたい場所」

「インターンに申し込む時に書いたキャリアシート覚えてる?」と、阿部さんに問いかける建築工房零のプロジェクトをコーディネートした簗瀬さん。「自分はこう成長したいという自分の欲望が中心で、社会や会社にどう貢献するか、といった視点での考えが足りなかった」と指摘します。「それがエントリーの準備をしていくうちに、零ではどう役に立てるかという視点が生まれ、段々と変化していったよね」。

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就職活動の間、阿部さんは筆記はそこそこ通るものの面接は上手くいかず、「私のなにがみられるんだろう」「ご縁ってなにが計られるんだろう」「どの点が自分はダメだったんだろう」と、もやもやしていたそうです。
面接では、働いてからの将来設計や、その企業にどう貢献していくか、という点を問われ答えに窮していました。まず民間企業に就職し、その後、経験を活かして教育に携わりたいと考えていたからです。
「ここで働きたいという確固としたものをもっていなかったし、会社に一生属する気持ちがないことがバレていたんだと思います」。

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インターンが始まって数カ月経った頃、阿部さんは大失敗をしました。
「上司に破門にされる勢いで怒られたんです(笑)」。
このままインターンを続けるの?という事態にまで陥りふと気がつきました。自分は今までの人生で全然叱られずにきたけれど、もしかしたら人に本気で怒られるほど、なにかに一生懸命取り組んでこなかったのかもしれない。

「ダメなものはダメといってくれる人がいる場所で、働き続けたい」。

翌日、社長に「建築工房零に就職します!」と宣言。正式に採用の面接を受け、4月から社員として働くことが決まりました。

インターンの価値は、自分は本当になにもできないと気がついたことだといいます。「学歴の有無に関わらず社会人は自分で勉強して知識を身につけて、実践しているということを、実際に働いて初めて実感しました」。
建築工房零では、社長も社員も分け隔てなく「今の社会について」や「こういう暮らしづくりをしていこう」という議論が生まれます。「私の中で『子ども』『教育』という軸はぶれていません。将来は教育に関わりたいけれど、まずは建築工房零で未来の子どもたちに暮らしを伝えていきたいんです」。

4月からはいよいよ社員として始動!
「謙虚に、でも積極的に動き、ポジティブな考えで仕事に取り組んでいきたいです」。

参加者の声

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今回の参加者は、3月から就職活動が始まった3年生がほとんど。
阿部さんの思い通りにいかなかった就活の経験談と、もやもやしていた葛藤を抜けだした前向きな姿勢に触発され、「元気がでた!」「自分が断念しそうになっていた職種へのチャレンジを、もうちょっとがんばってみようと思います!」自分自身に活を入れているのか、決意表明まで飛び出してきました。

「3月はラストスパートをかけるので、ゼロ村の変化の過程も見に来てください!あ、スーツでは来ないでね」と、阿部さん。
ゼロ村のFacebook もあるので、ぜひ見てくださいね!

次回のいぐするテラスはバスツアー!

次回のいぐするテラスは3月19日(木)。建設業界旅行業界をのぞき見できるツアーを開催!色んな大人の現場を見れちゃいます。
詳細、お申し込みは下記URLから。
http://www.wakatsuku.jp/6121/

文章:名前(○大学○年)
写真:名前(○大学○年)
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この記事を書いた人

シズカ
シズカ
ライター
「そんなに寒くないよ」と言われる仙台の冬が苦手な冬生まれ。
おいしいもの大好き。美味しいお店から発せられるオーラ(?)を感知するのが得意。
活字中毒気味。働いてなければ間違いなく冬ごもりします。