【先輩report】地域情報誌の仕事 金森なつ実さん
広告・編集の仕事を知りたい!
大学3年の秋、私にとっては就職活動が目前に迫っています。どんな考え方で職業を決めていけばいいのか、就きたい仕事を見つけるための軸をどのようにすればいいのか、将来をイメージできずに考え込み、行き詰ってしまうことも多くあります。働いている人はどうやってその仕事にたどり着いたんだろう?学生を卒業し、社会に出てからの姿を想像するためのヒントを見つけたいと、私たち学生にとって少し身近な、社会人2、3年目の「先輩」に話を聞いてきました!
お話しをうかがうのは地域情報誌を発行する会社「株式会社仙台ぱど」で働く、社会人2年目の金森なつ実さんです。地元の魅力を紹介するフリーペーパーで、営業と担当するページの企画構成をしています。
編集の仕事に興味がある私はぐっと前のめりになり、メモ帳へボールペンを走らせます。
株式会社仙台ぱど プランナー
東北大学文学部卒 秋田県出身
金森さんは大学生の時、いぐする仙台や動画配信サークルで「おもしろそう」と思ったことを映像に撮り、発信していました。地元企業の社長にインタビューしたり、編集をしたりすることが好きだったといいます。就活が近づき将来について漠然とした不安を感じ迷っていると、課外活動に没頭する姿を見てきた母親から「好きなことに絞ってみたら?」とアドバイスをもらいます。
就職を考えるとき、どんなことを大事にしましたか?
仕事では営業で地元の居酒屋、カフェ、美容室などのお店を訪問し打ち合わせをしたり、フリーペーパーの誌面の編集をしています。大切にしているのは、お昼の時間。営業なので外に出ることが多く、フラっとお店に立ち寄ったりもします。
学生の頃の自分と社会人になってからとで大きく変わったことはありますか?
社会人になることに不安はありましたか?
でも実際働いてみたら案外やっていけていたりします(笑)好きなことを仕事にしているから毎日ワクワクしながら働いています。その楽しさが活力へ繋がる鍵なのかもしれないです。
学生時代、自分の「やってみたい」という気持ちを最優先にしてきた金森さんは言います。「就職活動のときも自分の興味関心、やりたいことに絞って企業を選んでいました。当時は、ただ好きなことだけを突き進んでいていいのかなって迷う部分もあったけれど、ぶれなかった結果が今の自分に繋がっていると思うんです。だから、『自分に自信をもって、そのまま進んで!』と伝えたいですね」
3年の夏休みも終わり、就職活動がいよいよ目前に迫ります。自分に向いている仕事はなんだろう…。最近は「好き」という気持ちよりも、周囲の評判を頼りに企業リストをめくります。
金森さんは、興味関心に軸を絞った結果、楽しく仕事ができていると言っていました。選択肢をどの角度から絞るのかを定めていなかった私とって、優先すべきものが何か、もう一度考え直すきっかけになりました。
今の自分を隠さず、ぶつかることができる仕事をつかみ取るとめに、自分の「軸」をはっきりさせておこうと思います。
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