【農業×クリエイティブ】~衣食農の新しいスタイルから始まる農業~
農業らしからぬ収穫祭「すずトマパーリー」
2013年秋。宮城県角田市で「すずトマパーリー」なるものが開催されました。
平たく言えば「すずこま」というトマトの「収穫祭」なんですが、その全貌をCheck it out!
すずこまって?
どんな人が企画してるの?
主催者は自らを「お米クリエイター」と名乗る佐藤裕貴さん。元が雑貨屋という異色の若手農家の方でして、この方けっこう面白いイベントを仕掛けているんです。前回のイベントにも参加したのでそちらの様子も。
※お米クリエイターが送る「香り米プロジェクト」
すずトマパーリーってどんなイベント?
「農業=イケてない」っていうイメージはありませんか?
アイディア次第でインテリアのように農業も格好良くできちゃうんです。「農業 × ファッション」とか「農業 × 空間演出」とか、様々な分野とコラボったすずトマパーリーをご紹介。
会場についたけど…まだイベント始まらなさそうだから、休んでよ。
※いぐする仙台web担当。たまに記事も書く。最近買ったバイクは1年に1回故障。
リゾートみたいな休憩スペース。角田にハワイが生まれました。
周りでは子どもたちが生き物探し。
ヤモリつかまえたー!
こちらの男の子はザリガニGET。
バッタを手にしてめっちゃ嬉しそう。
そうこうしているうちにイベントが始まりました。
皆さん、本日はお忙しいなか…(以下略)
それでは収穫の前にまずは身体を動かしましょー!
※イベント主催者。ガタイの良いスナフキン。おしゃれ男子度高し。
まずは「すずこま体操」と名づけた準備体操から。先生は野菜ソムリエの堤佳子さん。野菜ソムリエ・アスリートフードマイスター(日本野菜ソムリエ協会認定)という一風変わった資格をお持ち。
ちなみに堤さんは東北各地のマラソン大会で33回優勝とのこと。すごい。
食べるためには収穫だ!大作戦
続いて収穫祭会場へと移動。大人も子供もトマトをとりまくります。
ビニールハウスに入ると、ふわっと広がるトマトの香り。
東京では「ジャングルトマト」とも呼ばれるすずこま。かき分けてトマトを探します。
みんな両手でトマトを保持する中、服を用いる知恵者も。
収穫完了!ずっしり重いです。
でっかい桶に入れてじゃばじゃば洗います。
農業×カワイイ
農業を可愛く見せる企画「あぜ道ファッションショー」。
「NORAGI」を着たモデルがランウェイを闊歩しちゃいます。
NORAGIって?
「かわいい農作業着が無い!」と嘆いていた新潟に住む20代女性の農業事業者たち。そこから実用的でありながら、心地よくかわいいスタイルの野良着を作ろう!という思いからスタートしたプロジェクトです。
※製品協力:フットマーク株式会社
あぜ道から「NORAGI」を来たモデルたちが登場。
ディテールやデザインを壇上で紹介。
ファッションスナップ
その他にもカントリースタイルの素敵なgirlもたくさん。
オーバーオールをうまく着こなしています。
つくろう!すずこまワークショップ
収穫したら次はcooking!料理教室やチーズ講座など、様々なイベントが盛りだくさん。
フードコーディネーター早坂久美さんのワークショップ。
みんなですずこまをベーコンで巻き巻き。
「すずこま体操」で活躍した堤佳子さんの料理教室。
アンチョビとニンニクの良い香りが部屋に広がります。
チーズ講座では、出来立てほっかほかのモッツァレラを頂く。
噛むとうまみがジュワっと出てきます。
チーズソムリエ世界2位の井上裕子さんとその夫Andy建次郎さんの企画です。
パーリー開始!
トマトをふんだんに使った料理がテーブルに並べられました。じゅるり。
鮮やかなすずこまが食卓に並びます。
秋を感じるキノコとすずこまソテー。
すずこまと今野バークシャー純粋黒豚の塩麹焼き
3回言えたら滑舌良し。
佐藤裕貴さんが作る麦を主原料に「佐藤さんの麦だから!」と、麦雑穀工房の醸造担当鈴木さんが丁寧な手仕事で仕上げたクラフトビールです。接客アドバイザーの阿部大さん(facebook)の華麗なサーバーでグラスへと注がれます。
ビュッフェスタイルで食べたい分だけ盛り付け。
いただきます!うまし!
衣食農から始まる新しい農業のカタチ
料理もめっちゃおいしかったです!3,000円でおいしい料理、お酒、いろんな体験ができて幸せな時間でした^^
いえいえ、こちらこそ^^
ところで、今回はどんな人たちが集まって来たんですか?
お友達とお友達のお友達で100名、地元の方20名くらいですかね?お子さん含めて合計120〜130名の方に来て頂きました。ちなみに市外の方は7割くらいです。
凄い集まりましたね!ワークショップの先生たちも独自の世界を持っている人たちばかりで、面白かったです。
志が重なる方、センスを感じる方、なにより一緒にやって楽しそうだなと思う方たちで、みなさんがぼくにとって大切なお友達です。
良い友達が集まりましたね。ところでこのイベントはなぜ開催しようと思ったんですか?
東北の復興トマト「すずこま」の発祥地として地域ブランドづくりをし、地域誘客から角田市の魅力を伝えたいと考えていたんです。
そうでしたか、いろんな人たちと協力して作られたイベントはとても楽しいものでした。
ありがとうございました。
…という感じで農業というもののブランディングをしているイベントでした。
主催者の佐藤さんは
との思いで「一般社団法人OLD-DOWN OVERALLS」を立ち上げました。
次回の記事では佐藤さんのバックグラウンドに迫りたいと思います。
この記事を書いた人
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web大好きの開発者。デザインやシステムをいじったりする事に無上の喜びを感じる。
ワードプレスを中心としたwebサイト制作をいつもやっている。
ヨット、山登り、釣り、サーフィン等アウトドア好きという設定だが、最近は海にも山にも行けてない。行きたい。
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