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学生記者file13.「自分の力をつけるためにもっと言葉を知りたい」武藤大紀さん

花井 その子 花井 その子
636 views 2015.07.07

皆さん、初めましてこんにちは。5月から「いぐする仙台」に加わりました、宮城学院女子大学1年の花井その子と申します!
初のブログ掲載ということで手が震えるほど緊張していますが、同時にとてもワクワクしています!私が紹介するのは、同じく今年度から「いぐする仙台」に新しく加わった、東北福祉大学3年生の武藤大紀さんです。

武藤さんは先日初めての取材を終えたばかり。学生記者の「いろは」もまだ分からない私にとっては、とても気になる話です。体験談を交えながら、武藤さんの魅力に迫っていこうと思います!

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この経験をもう一度したい!

物書きに憧れて、「記者と駆けるインターン」に参加したのは2013年の3月、武藤さんが大学1年生の頃でした。「記者と駆けるインターン」とは、新聞記者の指導を受けながら、仙台市内の中小企業を取材し、記事執筆のコツを学ぶという河北新報社主催のインターンシップ。文章を書くのが好きな武藤さんは、「現役の記者と一緒に活動でき、さらに全国の学生記者と関わり合えたのが本当に楽しかった!」と振り返ります。
インターンシップをきっかけに、学生記者の活動を「いぐする仙台」で続けたいと心に思っていましたが、当時所属していたボランティアサークルで企画部を担当し、自由な時間がなかったため参加できずにいました。
一方、周りのインターン経験者は次々と学生記者になって取材に行っています。「早く自分もやりたい!」という思いがよりいっそう強くなっていきました。

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▼「記者と駆けるインターン」に参加した武藤さん(写真・前列右)

3年生になり、学生記者として新たなスタートを切った武藤さん。「バリバリ取材に行きたいし、自分の書いたものをいろんな人に読んでもらいたい!」と意気込みを語ってくれました。

先輩がいるっていう安心感は大きかった

6月10日、学生記者として初めての取材を経験しました。「取材に行く前は大丈夫だと思っていたけど、いざ会社の扉を目の前にすると心臓がバクバクして緊張した」と振り返ります。「でも、取材相手が営業職ということもあって、和やかな雰囲気の中でインタビューできたし、あっという間だった」と笑顔を交えながら話してくれました。
カメラマンとして同行してくれた先輩記者の存在も大きな安心に繋がったのだそう。
「自分が質問に行き詰っていると、すかさず先輩が質問をしてくれたんです」。
先輩からのアドバイスもあって、「気を使いすぎても相手を緊張させてしまうから、和やかな雰囲気はこれからも大切にしようと思った」と教えてくれました。

いろんな人がサポートしてくれるから、初めての人でも安心できる環境が「いぐする仙台」にあったことに、改めて気づいた取材でした。

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▼読書が好きだという武藤さん

もっとたくさんの言葉を知りたい!

大学生活も後半を迎え、これからの目標は
「自分の力をつけること」。
そのためにもっと多くの言葉を知ろうと考え、心に響いた言葉は必ずメモを取っています。

「言葉の数って、画素数だと思うんだよね」。

テレビなどのモニターは画素によって伝えるものが形作られ彩られるが、その数が多ければ多いほどより鮮明になる。人の場合もそれと似ていて、自分の知っている言葉が多くなればなるほど表現力が豊かになり、よりその人柄が明確に伝わると考えているそう。

こんなこと、私は考えたこともなかった!!
武藤さんに共感しつつ、改めて自分のボキャブラリー不足を痛感しました。

備えあれば憂いなし、今は備えの時間

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▼アウトドアも好きだという武藤さん。上の写真は、山形県と宮城県の狭間に位置する「面白山」を登った時のもの。

「大学生の時間=見分を広めるための時間」と語る武藤さん。「大学生のうちにしかできないことはたくさんある。冒険に例えるなら、今は武器を見つけて、磨く時期。忙しい中で自分の目標を持ち続けることも大事」と言い、学生記者を通じて「話す」「聞く」「書く」能力を高めていきたいと話します。

将来は何になりたいですか?と尋ねると、「やっぱり文章が好きだから、物書きになりたい」と身を乗り出して語ってくれました。「好きな作家が多く住んでいることもあって、ここ仙台が好き。だから、仙台で働きたい」。

インタビューを終えて…

初めのうちはかなり緊張していた私ですが、会話を重ねるうちに最初の不安はなんだったのだろう?と思ってしまうほど、気持ちがほぐれていました。
武藤さんの語る「和やかな雰囲気」の大切さを身をもって感じました。これから自分が取材をするときは、相手が話しやすい雰囲気にすることを心がけていきたいです。私も大学生のうちに、「話す」「聞く」「書く」の3つの能力をどんどん伸ばし、ボキャブラリーを増やしていきたいと思いました。「学生記者になったお陰でこんなに成長できたんだ!」と将来思うことができるよう、試行錯誤を重ね、努力していきます!

武藤さんの記事はこちらです!
『大切なのはお客さんとの距離を縮めること。オーダーメイドスーツの営業』

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