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住む人に喜んでもらいたい!住みやすさを一番に考えた家づくり。

須田理紗子 須田理紗子
233 views 2015.02.09

佐藤寛さん(38) 集建築設計事務所

佐藤さんが建物を設計する上で最もこだわるのは「住む人にとっての使いやすさ」。
それは、デザインにこだわり過ぎると、利便性が損なわれ、使う人が不便に感じてしまうことにもつながるから。どうすれば住む人に喜んでもらえるかを第一に考えるのが、佐藤さんのモットーです。

依頼者の喜びの声が何よりうれしい

依頼者とイメージがすれ違うこともあります。そんな時は、丁寧に意見をすり合わせるのが重要だといいます。斜面に建築する住宅を担当した際は、キッチンとリビングの床の高さを変えたデザインを提案しました。しかし、設計図を見た依頼者は、その高低差に不安を抱いたそうです。そこで、設計図に人の目線を書き加え、キッチンからどのようにリビングが見えるのかをイメージしやすいよう工夫しました。家が完成した時には、「佐藤さんの言う通りにしてよかった」と言われたそうです。佐藤さんがこの仕事のやりがいを感じる瞬間です。

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好きなことを仕事に

佐藤さんが設計の仕事を志したのは、進路を決める高校3年の夏。「趣味が仕事じゃなきゃ続かないな」と思ったそうです。美術や技術の授業が好きだったのもあり、設計の仕事に興味を持ちました。地元の大学に進学し、その後、大学院修士1年生のときには、所属するゼミの教授の紹介で、設計事務所でインターンシップをしました。図面を描いたり、打ち合わせに同行したりした経験は、設計の仕事全体を理解することに役立ったそうです。好きなことを仕事にするという夢を叶えた佐藤さん。「幸せな人生です」と笑顔があふれます。

建物の設計では、様々な人とやり取りします。建築の依頼者、実際に建物をつくる業者、そして、建築設計事務所。三者全員が気持ちよく関わっていけるようにすることを常に心がけています。

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自分の夢は、恥ずかしくても周りの人に話してみよう。話すことで自分もあとに引けない状態になるし、協力してくれる人も現れます。口に出して言うことで、夢が前進します。

この記事を書いた人

須田理紗子
須田理紗子
立教大学3年(執筆当時)