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取材相手の魅力を伝えるための“写真撮影の極意”を学ぶ

三浦 規義
298 views 2016.10.27

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メンバーの取材予定の共有

はじめまして、こんにちは。初めていぐする仙台で記事を書きます、東北大2年の三浦規義です。
10月11日に行われた編集会議の様子をお伝えします。(今回から「振り返り会」という名称を「編集会議」に改めました)ミーティングには5人の学生記者が集まりました。一人ひとり先月までの状況を振り返り、授業やバイトの予定をみながらこれからの取材の動きについて確認しました。集まった皆は今月から来月にかけて取材に行くようです。私は取材に行きたい企業をリストアップしたものの、いぐするではまだ動けていないので、今月は取材を実現できるように頑張ります。

写真撮影ワークショップ!

いぐする仙台の記事をよりよくするために、素敵な写真を撮るためのワークショップを行いました。はじめに過去のいぐする仙台の記事から、いくつかの写真の批評をしました。伝えたいものに焦点を定めているものや、遠近法を使って撮影されたもの、人をメインにすることで読者の目を引き付けるものなど、よく見てみると工夫されていることに気づくことができました。

次はこれらを踏まえての実践です。二人一組になり20分間でお互いのことを取材し合い、「相手の魅力を伝える写真」の撮影をします。

一人の持ち時間10分という短い時間に相手の魅力を引き出し、それを伝えるにはどうすればいいのかを考え、写真に収めるというのはかなり難しかったです。みんなそれぞれ撮影場所やアングルを変えるなど、趣向を凝らしていました。

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▲机を鍵盤に見立てて、エアピアノ。写真を撮られている平田さんはピアノを習っていたことがあるそうです。

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▲撮影:加藤さん。手をメインに撮っています

これは
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こんな写真に
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▲撮影:平田さん。半券から映画好きだということが伝わってきます

撮影会の反省と学んだこと

今回のワークショップで私が撮った写真は、ものと人を一緒に撮った写真でしたが、いかにも記念写真といった感じでした。「ものと人とを別々に撮る」「楽しそうに話しているときの自然な表情の写真を撮る」といったアドバイスがあったので参考にしたいです。確かに、「撮りますよ」と言って写真を撮ると人間だれしも緊張してしまいますからね…。

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▲私が撮影した写真。及川さんがディズニー好きなことを伝えたかったのですが、この写真では分かりづらいです。

元写真部のワカツクの一馬さん曰く、写真を撮るときの秘訣は「撮りたいものに近づくこと」。相手に接近することで人の気持ちを和らげる効果があるようです。また、撮る量と同じくらい見る量も大切で、「この写真のどんなところが良いのか」「自分はなんでこの写真を良いと思ったのか」を分析し、まねしてみるのもいいのでは、とのことでした。今後の写真撮影に役立つような目から鱗な話を聞くことができました。とりあえず私は、今まで取材で撮ってきた写真を振り返ることから始めようと思います。

これまでの取材では技術よりも枚数で勝負してきたのですが、今後は、事前に書きたい内容をイメージしてみて、何を写真に収めたらいいのかある程度見当をつけた上で、取材に臨みたいと思います。「伝えたいことは何か」を明確にしておくことで、ワンランク上の写真を目指したいです。

最後に…。ミーティングではインスタグラムが話題に上がりました。私はまったく利用していないので、あまり会話についていけませんでした。しかし、少しだけ分かったことがあります。それは「四角の枠は最強」「斜めのアングルがオシャレ感を演出している」ということです。実はまだ、いまいちピンとこないので、インスタグラムを始めてみようかなと思いました。

文章:三浦規義(東北大学2年)
写真:安部静香(いぐする仙台)
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