身近な大人に聞いてみた はたらくってどういうこと?
ワタシゴト

まずやってみる。とりあえずやってみる。無駄なことは何一つない。

北村早智里 北村早智里
484 views 2014.09.19

山田雄介さん(32歳) 有限会社仙台昭和レーベル印刷

アウトドアが好きなアートディレクター、山田雄介さん。モットーは「日々チャレンジ」すること。そんな山田さんの「働く」経験からその職業観に迫ります。

立ち止まった時間が転機になった

デザイン系の専門学校を卒業後、2001年、福島県の広告代理店に就職。しかし、労働条件の厳しさと地元の宮城で働きたいという気持ち、さらに相手の顔が見えない状況で作業としてデザインをしている自分に気が付き、入社から4年経った2005年の夏、退社を決めました。23歳でした。

退社して半年間、山田さんは方々へ旅に出ます。中でも転機となったのは、鹿児島県の屋久島を訪れたときでした。山に登り、そこから景色を見た瞬間、自然の中にいる自分がとてもちっぽけな存在に感じ、抱えていた悩みがどうでもいいことに思えたといいます。

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「屋久島に呼ばれたと思っています」
山田さんは自身と屋久島の出会いをこう表現します。

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「山に行くと自分と語り合う時間が持てて、頭がリセットされるんです」。中学、高校と運動部に所属し、もともと行動的でしたが、屋久島での経験をきっかけにアウトドアに興味を持ち、そのことは現在のアーティスト活動にも大きく影響を及ぼしています。

すべての経験が生きている

半年間の旅を経て、自分の方向性を確かめた山田さんは、2006年3月、有限会社仙台昭和レーベル印刷に入社します。現在は営業部兼アートディレクターという肩書のもと、営業とデザイン、両方の仕事をこなしています。

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営業を担当するのは初めてで、最初は自分に向いていないだろうと思っていました。実際にやってみると営業は仕事の流れがすべて見通せる役割であることに気が付き、さらに顧客と直接的な関わりを持つことが出来るので、顧客の立場に立ったデザインができるようになりました。顧客の顔が見えることで仕事に責任感が生まれたといいます。このことで仕事が「作業」にならなくなったと同時に、デザイナーとしても顧客との信頼関係を築いていけるようになりました。

つなげる、生み出す

「今までデザインの仕事を通して築き上げてきた顧客との信頼関係を基にし、会社と会社、会社とものを『つなぐ』ことをしたいですね」。山田さんはそう語ります。「それまで別々だったものがつながることで新しいものが生まれ、新しいものが生まれることで刺激が得られ、そして仕事を生み出すことができる。そうして自分たちからお客様に市場を提供していきたい」。今後の展望を語る山田さんの声には希望が満ちていました。

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日々チャレンジ!

学生時代には友だちをたくさん作り、その中でも同じ志を持ち、お互いを高めあえる仲間との出会いを大切にしてください。友だちの存在が仕事をするときのモチベーションにもなり、助け合える仲間にもなります。実は、すべてはつながっていて、無駄なことは何一つありません。

私は転職しましたが、そのときの経験は今に生きていますし、転職したことを後悔してもいません。目標を持ち、自分をステップアップさせるための転職であれば上手くいくのではないかと、周りを見ていてもそう感じます。

思うようにいかないことはたくさんありますが、経験する中で見えてくるものはたくさんあります。いろいろなことを経験し、たくさんの人に会うことは皆さんの人生にとって糧となります。どんどんチャレンジして思いっきりジャンプしてください!

この記事を書いた人

北村早智里
北村早智里
東北大学2年(執筆当時)