今回のゲスト

今回のゲストは、株式会社TBAの川瀬三雄さんです。
東北大の医工学研究科の特任教授でありながら、産学連携で誕生したベンチャー企業である株式会社TBAの取締役を務めています。

TBAが手掛けているのは「新しい遺伝子検査ツール」。
川瀬さんが以前勤めていた日本ガイシで手掛けていた技術を、東北で実用化することとなり開発されたものです。

そして、今最もこの技術の活用が期待されているのが、医療の現場。
このツールを使うと、結核やHIV、マラリア、デング熱、ジカ熱といった感染症の原因菌を簡単に、かつ短時間で判定することができます。
高価な医療設備も必要としないため、設備が整っていない発展途上国でも、これまでできなかった感染症の早期発見が可能になります。

また、意外なことにも、震災からの復興を目指す養殖業や、これからのインバウンド需要で無視できないハラル食品の生産などにも応用が期待できるとか。

そんな遺伝子検査ツールですが、そのビジネスモデルも独特。
たとえるなら、半導体業界で一世を風靡した「インテル」に近いものだといいます。

従来のものより安価に導入できるこのツールを使って、TBAが見据えるのは、アジアやアフリカなど、途上国を中心とした巨大市場。
既に海外の展示会などでも、多くの引き合いが寄せられているそうです。

東北大の中にあるインキュベーション施設に本社を構えるTBA。
思いがけず近いところから「東北から世界へ」打って出る会社があります。
その挑戦とこれからの未来を、ちょっと覗いてみませんか？

参加お申し込みはこちらから

イベント概要

※通常回と会場、開始時間が異なります。ご注意ください。
【日時】2016年12月19日(月) 18:15～19:45
【場所】東北大学連携ビジネスインキュベータ「T-Biz」（仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-40）
【対象】学生および若手社会人の方
【参加費】無料！
【申込】下記URLの申込フォームよりお申込みください。
http://igusuru.com/terrace#apply
※本事業は、東北経済産業局 平成28年度「東北地域中小企業・小規模事業者人材確保支援等事業」の一環として実施しています。

いぐするテラスとは？

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そんな、地元仙台・宮城・東北を「オモシロく」する会社や取り組みと、その「仕掛け人」にスポットを当てて、その人や会社の「これまで」と、「これから」に迫っていくトークイベントです。